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『I am a father』

スーパーマンじゃない
ヒーローでもない
疲れたどり着いた家
窓の明かり まるでダイヤモンド
I am a father.

浜田省吾『I am a father』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は2005年に発売された浜田省吾36枚目のシングル『I am a father』について。


額が床に付くくらい
頭を下げ毎日働いてる
家族の明日を案じて 子供達に未来を託して
傷ついてる暇なんか無い 前だけ見て進む
スーパーマンじゃない
ヒーローでもない
疲れたどり着いた家
窓の明かり まるでダイヤモンド
I am a father.

TVニュース観るたびに
子供達が巻き込まれた事件
ドアの外 すぐそこまで
近づいてること感じて眠れない
嘆いてる暇なんか無い 命がけで守る
チャンピオンじゃない
リーダーでもない
妻と今日一日を
無事に過ごせたことを祈ってる
I am a father.

子供が幼く尋ねる
「何故人は殺し合うの?」
抱き寄せ 命の儚さに熱くなる胸の奥...

He was so lonely in the days of youth.
He never thought of fatherhood.
But now his life is like a Merry-go-round.

迷ってる暇なんか無い 選んだ道進む
ムービースターじゃない
ロックスターでもない
明日は今日よりも
良い日になることを信じてる
I am a father.
かつて夢見る少年だったこのオレも
今ではFather.

浜田省吾『I am a father』

同年に発表したアルバム『My First Love』から2枚目の先行シングルです。
元々はアルバムのみ収録予定だったが、レコーディング中に評判が良かったため、父の日を前にリリースされたそうです。

歌詞はストレートにかっこいい父の姿を歌っています。
ギターのサウンドが心地よいロックとなっており、日々の生活と闘う父の姿が目に浮かぶかのようです。
この楽曲が収録されているアルバム『My First Love』は日常の光と影を切り取っており、この『I am a father』は父親の光の姿、アルバムの次の楽曲『花火』は影の姿を歌っています。
『I am a father』は純粋すぎるくらいのいい理想の父となっていますが、『花火』は正反対の妻と子どもを置いて出て行ってしまう父の姿を歌っていました。
歌詞は酷いのですがいい歌なんですよね。

『I am a father』のミュージックビデオはドラマ仕立てとなっており、浜田省吾の長年の友人である時任三郎が出演しています。
また、このMVから発展する形で短編映画化もされています。

曲としての完成度は高く、2005年にリリースされた比較的新しい楽曲ですがファンからの人気もかなり高い楽曲となっています。
浜田省吾のベストアルバムにも収録されていますし、2015年に出たミニアルバム『Dream Catcher』にも新しいアレンジで収録されました。

さらにライブでも盛り上がる楽曲でして、2005年のライブ以降は定番の曲となりました。
元々疾走感のある楽曲ですが、間奏のギターのアレンジもかなりかっこよくなっており、2011年と2013年のライブバージョンが音源化されています。

さらにライブでは以下の歌詞の間に「ねえお父さん」というフレーズを追加して歌っています。

子供が幼く尋ねる
「何故人は殺し合うの?」

浜田省吾『I am a father』

これが昔のライブでは「ねえパパ」だったのですが、いつからか呼び方が変わっていました。
まるで子ども自身が成長しているかのように感じられたのをよく覚えています。

この歌の歌詞のように時折、仕事から疲れて帰った時に家の明かりが宝石のように感じられます。
僕自身は独り身ですが、子どもと関わる仕事をしてきました。
正直なところ選択肢を見出せなくて続けていた仕事ですが、今では誇りを持って働いています。
できれば長く続けたいとさえ思っています。
この子どもたちに未来を託す仕事を。



こんな感じで『I am a father』の紹介でした。
ライブでも盛り上がるこの曲ですが、また会場で聴きたいですね。
この秋からコンサートツアーが予定されていますが、無事に行えることを祈っています。

それでは、また。

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