『J.Boy』
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
今回は1986年に発売された、浜田省吾10枚目のアルバム『J.Boy』よりアルバム表題曲『J.Boy』について。
浜田省吾を象徴する曲にして代表曲であり、ライブでも最高に盛り上がる曲です。
J.Boy
冒頭でも触れましたが、この曲は浜田省吾の音楽性の全てが詰まった曲となっています。
『J.Boy』は『Japanese Boy』の略で、「成熟しない日本」という意味も込められているそうです。
この曲が発表されたのはバブル景気の初期の頃。
社会への虚しさや怒りを感じつつも日々猛烈に働き続ける「J.Boy」が主人公であり、当時の日本社会の影の部分を捉えているのです。
今でこそ身に染みて分かる歌詞ですが、これを1986年当時に歌っていたということに衝撃を受けましたね。
僕はその当時は生まれてすらいないので、その頃の空気感は分かりません。
でもこの楽曲を歌うことで、当時の日本に警鐘を鳴らしていたということが思い起こされますね。
この曲はライブではほぼ必ずと言っていいほど歌ってきています。
ライブ終盤の盛り上がる定番の曲でしたが、2011年のコンサートツアーからこの曲の意味合いも大きく変わったのです。
ライブの冒頭にはこの『J.Boy』をミックスした新しい音源が流れました。
すごく現代的なアレンジで、スポーツの応援歌のような『J.Boy』のサビのコーラスが印象的です。
ライブが始まるという高揚感を感じさせる素晴らしいアレンジとなっていますね。
2011年のコンサートツアー『ON THE ROAD 2011 The Last Weekend』はこの『J.Boy Mix 2011』から始まりますが、『J.Boy』が歌われたのはライブ中盤以降。
CDではカットされていますが、長いイントロの合間にMCを挟んでいました。
その内容はこの曲が作られた1986年から2011年までの25年間の日本の歩みを浜田省吾の視点で振り返ったというものでした。
2011年当時、僕は20歳の子どもでした。
あれから12年。
次の世代に何かを残せているのでしょうか。
さて、『J.Boy』は毎回ライブではアレンジが変わっているのが楽しみな曲です。
2005年のはシンプルなアレンジ。
2011年はホーンにストリングスも加わって、1番豪華なアレンジとなっています。
YouTubeに映像はありませんが、2016年のライブ版は『J.Boy』30周年というのもあるのか、そこからホーンのみとなってオリジナルアルバムの原曲に近いアレンジとなりました。
1周回って原曲に近づくのは最高です。
どのライブでのアレンジも好きですが、やっぱり実際にライブに参加して思い入れのある最近のが好きですね。
今夜のライブでも聴けることを願っています。
まとめ
こんな感じで、浜田省吾の代表曲『J.Boy』の紹介でした。
MCを書き下ろすために久々にライブ映像を見たのですが、当時の思い出が蘇って目元が潤んでしまいました。
『J.Boy』は毎回ライブで違うアレンジとなるのが素敵ですが、最近のはオリジナルに戻りつつあるのが最高ですね。
今夜のライブもすごく楽しみです。
それでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?