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『ラストダンス』

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで

浜田省吾『ラストダンス』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は2006年に発売された、浜田省吾のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.2』より『ラストダンス』について。
初出は1977年に発売された浜田省吾2枚目の『LOVE TRAIN』で、今でもライブのアンコールで歌われる定番の曲となっています。


ラストダンス

キャンドル揺れる 横顔
グラスに落とす かすかな ため息
二人で 靴が すりへる程
歩いた この都会 今夜は寂しそう

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで

「もう一度 やり直せたら…」
馬鹿だぜ そんな話は もう止めよう
僕が 僕である限り
何度 やっても 同じことの繰り返し

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで

ライトに浮かぶ ふたつの影
悲しげな眼差し 苦しげな あえぎ声
言葉は もう何も 伝えない
寒い程の 寂しさも むなしさも

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで

浜田省吾『ラストダンス』

最初に出たのが1977年の2枚目のアルバムということで、かなり古いものとなっています。
1989年に発売された、セルフカバー・バラード・セレクション第2弾の『Wasted Tears』でもリメイクされたものが収録されています。

原曲は穏やかなバラードとなっています。
恋人たちの別れを描いたラブソングで、切ない歌詞が印象的ですね。
特にサビで「もう一度」と繰り返されるところがグッときますね。

1982年に浜田省吾が初めての武道館コンサートを行いましたがが、この時のラスト・ソングがこの『ラストダンス』でした。
今なおコンサートのアンコールで歌われる曲でして、ベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.2』の最後の曲として、2005年のさいたまスーパーアリーナでのライブ音源が収録されています。
ライブでこの曲を歌う際は、ほとんど必ず天井からミラーボールが降りてきます。
照明の反射が本当に綺麗でそれだけで目頭が熱くなりますね。

上に貼り付けたYouTubeの動画は2011年のライブでの演奏でした。
センターステージでの演奏ということで、普段と違うアレンジだったのが印象的でした。
特にイントロのギターが最高でしたね。
数あるライブバージョンの中でもかなり好きな演奏です。

ライブでは最後のサビを繰り返し歌うのですが、2回目の繰り返しでは観客みんなでコーラスするのが定番となっています。
この大合唱が一体感があっていいのですが、僕が1番印象に残っているのは2022年の武道館コンサートです。

前述の通り、浜田省吾が初めて武道館でライブを行ったのは1982年のことでした。
それから40年経った昨年、これを記念して当時と全く同じセットリストでのライブが行われたのでした。
僕は1度抽選に外れて繰り上げ当選での参加となりましたが、印象的な素晴らしいライブで参加できて本当に良かったです。
ただ2022年1月当時のライブでは発声してはいけないというもので、普段のライブでは観客側が歌うような箇所も浜田省吾本人が歌ったりしていました。

そんな武道館コンサート最後の曲が『ラストダンス』でしたが、例に漏れず最後のサビは浜田省吾本人が歌ってくれました。
しかもその歌い方が原曲が収録された、『LOVE TRAIN』そのままのキーだったのです。
これが本当に感動しまして、かなり嬉しかったのを覚えています。
普段のライブとは違う歌い方だったというのもありましたし、原曲と同じ歌い方だったというのもまた最高だったんですよね。
本当に素晴らしい演奏でした。

さらに2018年に行われたファンクラブコンサート。
70年代に発売したアルバム5枚の楽曲を歌うというコンセプトのコンサートでしたが、前半をギター1本での弾き語り形式、後半がバンドでの演奏というものでした。
70年代の楽曲は今から思うとかなり古いものばかりではありますが、今の浜田省吾の演奏にかかるとどれもこれもが素晴らしいものとなっていました。
そんなコンサート最後の曲も『ラストダンス』でした。
しかも前半と同じギター1本での弾き語り形式の演奏という最高のものでした。
これには号泣しましたね。
最高のアレンジでした。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『ラストダンス』の紹介でした。
改めて聴いても素晴らしい楽曲で、この曲を聴いた様々なライブの思い出が甦りますね。
ライブのアンコール定番曲として印象に残っていますし、この曲を聴くとライブも終わりなんだなという気持ちになってしまいます。
すごく切なくていい歌です。
大好きな曲の1つですので、また今後のライブでも聴けるのを楽しみにしています。

それでは、また。

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