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『土曜の夜と日曜の朝』

生きることは いつしか見知らぬ誰かと
争い合うことに すりかえられてく

浜田省吾『土曜の夜と日曜の朝』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1981年に発売された浜田省吾7枚目のアルバム『愛の世代の前に』より、『土曜の夜と日曜の朝』について。



土曜の夜と日曜の朝

地下鉄の階段を お気に入りのスーツ着て
夕暮れの通りへ 駆け昇って行く

Just a dance with you
飛び切りの Rhythm & Blues
今夜すべてを吹き飛ばす

タイム・カード タイプライター 油まみれの作業着
寂しい ふたつの心が 寄り添い合って

毎朝7時半 沈んだ心で起きる
魂 を隠して 仕事に出掛けて行く

Just a dance with you
飛び切りの Rhythm & Blues
今夜すべてを吹き飛ばす

闘いとは 生き残ることなんだと 気づいた
孤独な ふたつの心が 寄り添い合って

生きることは いつしか見知らぬ誰かと
争い合うことに すりかえられてく

Just a dance with you
飛び切りの Rhythm & Blues
今夜すべてを吹き飛ばす

レールの上 車輪の下 仕掛けられた罠の中
優しい ふたつの心が 寄り添い合って

浜田省吾『土曜の夜と日曜の朝』

『土曜の夜と日曜の朝』はアルバム『愛の世代の前に』の6曲目。
アルバム後半スタートに当たる楽曲です。
2006年のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.2』にもリメイクされて収録されています。

曲としては浜田省吾お馴染みのポップなR&Bナンバーとなっています。
タイトルについて浜田省吾は、イギリスの作家アラン・シリトーの小説のタイトルが気に入ったからと語っています。
でも本は読んでいないそうです。
冒頭に紹介した歌詞も直感的に書いた言葉とのことですが、中々に刺さる歌詞ですね。

『土曜の夜と日曜の朝』は浜田省吾のライブの基本的な概念が表現されている歌で、日常のつまらないことを忘れて今夜は踊ろう、という内容になっています。
歌詞も浜田省吾のライブを訪れると思われる人たちの日常をイメージしており、「タイムカード」は普通の会社員、「タイプライター」はOL、「油まみれの作業着」は工場などで働く作業員と、正に浜田省吾のオーディエンスのための音楽ですね。
この曲はライブでもオーディエンスとのコミュニケーションを取るような曲となっており、当時のライブの様子はアルバム『ON THE ROAD』に収録されています。

2013年のファンクラブコンサートでも演奏されていましたが、非常に盛り上がったのを覚えています。
聴くと元気になれる曲ですね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『土曜の夜と日曜の朝』の紹介でした。
ポップなR&Bナンバーではありますが、冒頭に載せた歌詞のように、少し重くてシリアスなメッセージが含まれているところが浜田省吾らしくていいですね。
それでも全体的には明るい曲となっていて、聴くと盛り上がる気分になります。

それでは、また。

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