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『AMERICA』

We were lookin'for AMERICA
映画の中のアメリカン・ドリーム
今もAMERICA
あの娘の輝いてた瞳 想い出す

浜田省吾『AMERICA』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1986年に発売された浜田省吾10枚目のアルバム『J.BOY』より、『AMERICA』について。



AMERICA

ロスからサンフランシスコへ続くフリーウェイを
おれ達 ヒッチハイクした1984年
あの娘はダンサー
ニューヨークで踊る日を夢見てた
おれはただ 東京から逃れたかった

We were lookin'for AMERICA
映画の中のアメリカン・ドリーム
今も AMERICA
あの娘の輝いてた瞳 想い出す

煙草も缶のビールも 寂しさという愛も
モーテルのきしむベッドの上で分け合った
窓に流れるヘッドライト
ラジオからロックン・ロール
“もっと強く抱いて"と震えてたあの娘

We were lookin'for AMERICA
映画の中のアメリカン・ドリーム
今も AMERICA
あの娘の輝いてた瞳 想い出す

ショーウィンドゥに映った黒い目をしたJ.BOY
帰る故郷を見失って……

We were lookin'for AMERICA
映画の中のアメリカン・ドリーム
今もAMERICA
あの娘の輝いていた瞳 想い出す
We were just lookin'for“AMERICA"

浜田省吾『AMERICA』

『AMERICA』はアルバム『J.BOY』に収録されていますが、2000年に発売された最初のベストアルバム『The History of Shogo Hamada "Since1975"』にも収録されました。
このことから、アルバム『J.BOY』の中でも重要な位置を占めていた曲と言えそうです。
曲の物語としては、アメリカを旅する日本人の男女の物語で、二人はアメリカという異国において、日本人である自分たちを再発見するという内容になっています。

最後のサビ前に「ショーウィンドゥに映った黒い目をしたJ.BOY」という歌詞がありますが、ここで「J.BOY」という単語を使っているのも中々に大きいですね。
自らのアイデンティティを探す歌となっていますが、タイトルに反してこの曲のテーマは「日本」であるとも考えられそうです。
アメリカン・ドリームを追う内に自分を見失い、帰る故郷も失いますが、それでもやっぱり自分自身は「J.BOY」であるのです。
素敵なカントリーナンバーですが、やっぱり芯がしっかりとある辺り浜田省吾の音楽は素晴らしいです。

これが後に『初恋』の曲中で「アメリカ生まれのRock'n' Rollやっているオレは誰だ…?」という歌詞に繋がります。

『AMERICA』はこの当時、自らのアイデンティティを探して歩き回ったという浜田省吾の思いが込められた名曲です。

2018年1月に渋谷ヒカリエで浜田省吾の展示会「浜田島」に参加した時のことを思い出しました。
この展示会限定で『AMERICA』のミュージックビデオが流れていたんですよね。
内容については詳細まで思い出せませんが、すごく印象に残っていますね。
改めてこの曲の良さを知った出来事でした。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『AMERICA』の紹介でした。
歌詞もメロディもいい曲です。
どこか田舎の広い道路を運転しながら聴きたい曲ですね。
そんなイメージの『AMERICA』でした。

それでは、また。

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