見出し画像

『あれから二人』

失くした愛も くじけた夢も かかえて
いたわるように ふれあう

浜田省吾『あれから二人』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1996年に発売された浜田省吾14枚目のアルバム『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』より、『あれから二人』について。


この想いが どこにたどり着くのか
今は まだわからないけど
重ねた唇の そのやわらかなぬくもり感じてる
いつも 放課後 君が教科書をかかえて
グラウンド歩く姿 遠くから見送っていた
校舎の窓にもたれて 16才の夏
あれから二人 別々の夢追いかけ 都会をさまよい
あれから二人 別々の愛 失い
今夜 いたわるように ふれあう

俺のレコードを聴いたことがあると
からかうように話す君の 髪をかき上げる癖も
笑い声も 仕草も あの頃のまま
駅のホームで 君を見た時 夢中で追いかけた
思い出話 途切れる頃には気付いた
今でも君が好きだと

君が駆け抜けた日々も 痛みも喜びも
感じる 君の肌から 吐息から

傷つくことも 失うことも覚悟の上で 恋に落ちる
裏切ることも 奪い取ることも 恐れず
今夜 いたわるようにふれあう

失くした愛も くじけた夢も かかえて
いたわるように ふれあう

浜田省吾『あれから二人』

この曲が収録されている『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』は、前作『その永遠の一秒に 〜The Moment Of The Moment』より3年ぶりとなるオリジナルアルバムです。
当時僕は5歳でした。
このアルバムは本当に名曲揃いで、元々の構想段階からラブソングだけのアルバムを作るつもりで制作されたそうです。

また、このアルバム発売時のインタビュー等で「自分のキャリアの中で最高傑作」と度々発言していたそうで、その後も「音楽の神様が与えてくれたご褒美のようなアルバム」「自分の作品の中から好きなアルバムを1枚挙げろと言われたら『青空の扉』を選ぶかもしれない」「凄くパーソナルな作品」と語っていたそうです。
あまりにも満足のいくアルバムが出来たため、その後のアルバム作りになかなか取り掛かれないほどだったとの話も残っています。
それだけ素晴らしいアルバムがこの『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』なのです。

『あれから二人』はそんなアルバムの9曲目。
切ない歌詞とメロディのバラードとなっています。

個人的に浜田省吾のアルバムはラスト3曲が連なるような名曲となっている気がします。
『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』のラスト3曲はこの『あれから二人』『Because I love you』『青空のゆくえ』となっていますが、この3曲全部が素晴らしいのです。
他のアルバムも最後の3曲が特に素晴らしかったりするのですが、やっぱり一番印象に残っているのはこの『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』の3曲なんですよね。

浜田省吾の音楽を意識して聴くようになったのは小学校高学年から中学生の頃。
その当時はこの曲についてあまり印象に残っていませんでしたが、2011年のライブで歌ったこの曲が本当に良かったんですよね。
切ないバラードが心に沁みました。
ライブではこの曲に続けて『PAIN』を歌ったのが本当に印象的でした。
衝撃を受けるほどに。



こんな感じで、浜田省吾の『あれから二人』の紹介でした。
『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』は本当に名盤なので、元気を出したい時とかによく聴いています。
このアルバムの中にまだまだ紹介したい曲もあるので、それはまたの機会に。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?