闇深まる香港─周庭氏亡命、訪中記者拘束(2023年12月)
中国化が進む香港の政治的な闇がますます深まっている。民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が事実上の亡命に追い込まれたほか、北京に出張した香港有力紙の著名記者が消息不明になっており、中国当局に拘束されたもよう。2020年に制定された香港国家安全維持法(国安法)による弾圧で民主派は既に壊滅状態になっているにもかかわらず、締め付けの強化が続いている。
■中国特区視察を強要
周氏は12月3日、SNSを通じて、留学のために9月からカナダに滞在しているが、おそらく香港に戻ること