ようこそナイア

【ネタバレ注意】
WWEの『Royal Rumble 2019』の結果をご存知でない方にはこちらの記事はオススメしません。

筆者は男子のロイヤルランブルを見る前にTwitterでWWE Japanのアカウントの(あえて言えば)ネタバレツイートで一瞬萎えた。でも勝者がわかった上でも楽しめたシーンの一つについて書こうと思う。

このくらいの文量があれば、以下は「続きを読む」になるだろうか。

今年もゲーム性が楽しいお祭り

今回のロイヤルランブルはアリスターブラックやジョニー・ガルガノの登場も熱かったが、飛び道具的なゲストがジェフ・ジャレットくらいで、あとは現行のスーパースター達で構成されていた。

話題性は低くてもゲーム性が高い試合形式なので、例年通りのノリで十分楽しんでいた。しかし最後の入場者が全くの予想外だった。

横取り30番の来客

本来の30人目はRトゥルース。お得意(?)のラップをかましながら入場しようとする背後から女子スーパースターのナイア・ジャックスが登場し、強襲するとそのままリングイン。戸惑う男子レスラーの中で大暴れする。ムスタファ・アリは特に動揺を隠せず何もできずにはじき出された。

躍動するナイアの勢いを止めようとドルフ・ジグラーのスーパーキック、レイ・ミステリオの619、そしてランディ・オートンのRKOとベテランレスラー達の得意技・フィニッシャーが連続で決まった瞬間、筆者の心に本記事のタイトルの言葉が浮かんだ。彼女はこの場で戦うことを認められたのだ。

世界10番目の不思議ではない

筆者の解釈ではナイアは「ボディ・ポジティブ」の流れを感じさせるスーパースター。恵まれた体格は特別だが、彼女の発する表現はいい意味でほかの選手と変わらず、決して「怪物」ではない。だから「大型女」みたいな表現を見ると残念な気持ちになる。

悶々とする記事も目にしたものの、今回のような一歩が少しずつこんな状況が変わっていくことを願う。

でも何よりのびのびと戦うナイアが印象深い良い特番だった。


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