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一番ハマったGerman Bakeryの『明太ごぼうとビタミンちくわ』!

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

わたしは乳離れが早く、離乳食といっても早々に白飯に切り替わったくらい小さい頃から米好きな食生活なのである。
なので、日々の生活で朝はパンで洋食モーニング!という朝食模様は皆無で、朝は焼き魚と玉子焼にご飯と味噌汁という心底ジャパニーズな食生活を送って、ここまで成長して来たのである。
かといってパンが嫌いというわけではなく、主食というよりもおやつな感覚で長らくパンとは接してきたワケだ。

そんな程度のパンとの付き合いがなかったので、金沢生活でここのパン屋がサイコー!とかこれにハマった!!という記憶は限りなく数少ない。
そんな数少ない金沢パンの記憶の中でも、とりわけ脳裏に刻み込まれているのが金沢駅にある金沢百番街の『German Bakery』である。

そもそもは片町商店街で長らく金沢市民に親しまれてきた老舗のパン屋なのであるが、それが金沢駅のリニューアルにともない金沢百番街に新たにお店を出して来たのである。
ここの特色はとにかく安い!かといって安かろう不味かろうなことは皆無で、どのパンも安くて旨いのである。
これぞ観光客目当ての商売ではなく、地に足付いた金沢市民向けの商売の基本である。

そんな『German Bakery』の数あるパンの中でも一番ハマり、東京に戻ってきてからも金沢出張の度にお土産として大量に大人買いしていたのが下の写真にある明太ごぼうとビタミンちくわパンである。
初めて見たときはキワモノかと思い、パン食にさほど興味を示さないワリに、結構こういう場では攻めたモノを選びたがる性分なのでおもしろ半分に買ってみたのだが、明太子の塩味・磯感にごぼうの渋みというか味を安定化させる役割というかにちくわの旨みがとてもバランス良く一体化されており、明太ごぼうとビタミンちくわ以上でも以下でもなく、これでしか味わえないオリジナルな逸品なのである。

はじめて一口、口にしたときからハマってしまい、その後ネットで調べたりしたのだが、そもそもちくわパンなるモノが北海道で生まれ、その後主に日本海側の寒い地域で、ごぼうのきんぴらが追加されたり、ついに金沢に至って明太子が加わったとか、なかなかオモシロい歴史があるようなのだ。

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