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日本海の荒波は凄まじい。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

四方を海に囲まれた国でありながら、県境のどこも海と接する場所が無い『海無し県』という海がない県が8県存在する。
そんな貴重な海無し県の内の群馬県で生まれ育ったわたしは、海というと夏休みに家族旅行で出かけた千葉の九十九里浜と、小学校の臨海学校で訪れた新潟の出雲崎の思い出がいまなお色濃い。

なので、いまだに太平洋というと九十九里浜の広くて大きな波のイメージ、日本海というと穏やかな海というイメージだったのだが、そんな日本海のイメージを打ち砕かれたのもこの2014年から2016年の北陸生活だった。
基本的に北陸三県を所掌営業範囲とする会社ではあったが、全国の地域会社との交流も盛んなため、となりの信越会社へも出張する機会が結構あったのだ。

今では北陸新幹線が開業しているのでルートが変わってしまっていると思うが、開業前は金沢から特急はくたかで直江津へ。直江津で特急くびき野の乗り換えて新潟という、たかだか石川県から富山県を越えて新潟というだけの行程なのに、3時間45分というかなりの長旅であった。

その特急で新潟に向かう区間はまさに日本海沿岸を日本海から吹き荒ぶ強風に煽られながら進むのだが、変わりやすい日本海側の天候とともに次から次へと打ち寄せる荒波に、出雲崎の穏やかな日本海のイメージとは随分違ったモノだなぁ〜と改めてこれまでの日本海のイメージとの違いに目を覚まされる車窓なのであった。

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