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羽咋市は宇宙人に占領されっ!?

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

2014年10月。突如40代中年男性三人で結成された超業現象探検団、通称『ムー民』は宝達志水町で『モーゼパーク』を観光、いや検分して気を良くし、北陸といえばUFO多発地帯で有名な羽咋市はコスモアイル羽咋を目指すことにした。

外見は40代とはいえ、すでにノリは『学研ムー』を愛読書としていた小学生のノリである。
羽咋市に入るやいなや我らムー民を迎え入れるかのように街道ぞいに掲げられているUFOやグレイ型宇宙人の看板。

もはや、羽咋市という街全体が未確認飛行物体のテーマパーク!?いや、壮大な宇宙との繫がりを持つ地方都市の自負を感じられる環境である。
こういうところで生まれ育ち、『学研ムー』を愛読書として育った子供たちはどれほどのムー民として成長するのであろうか?我々のような超常現象体験のない俄ムー民とは比べものにならないほどの純粋培養ムー民として育つのであろうかと、なんの社会への影響も及ぼさない話をしながら、コスモアイル羽咋の駐車場に車を止めて、まるでUFOが着陸したそのままの状態であるかのような外観のコスモアイル羽咋に向かっていると、我々はとんでもない状況であることを自覚したのであるっ!?

なんと駐車場の看板に貼られているポスターを見ると『非常事態宣言 石川県羽咋市に宇宙人出現。』と、グレイ型宇宙人がなぜかコスモアイル羽咋の作業服を着て記者会見をしている写真を目にしたのである。

やはりこのコスモアイル羽咋の建物はUFOそのものであったかっ!?そしてすでに羽咋市は宇宙人に占領されていたのであったかっ!?と命の危険を感じた我々俄ムー民はそのままなにも見なかったかのように静かに立ち去ったのである。


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