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たまに無性に食べたくなったIL CHIANTI!

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

思い返せば四半世紀以上前のコト。
大学入学とともに上京し、実家を出て初めての一人暮らしを始めたワケだが、その後結婚するまでの独身時代に一番食した炭水化物はスパゲティであった。

中学時代に出会った村上春樹の『風の歌を聴け』で、初めて明治大正昭和初期の文豪以外の同時代の作者による文学に触れてからわたしの活字中毒症状が発病するのだが、それはまた別の機会に触れることとして、村上春樹の作品に登場する一人暮らしの男性は休日になるとやたらとスパゲティを茹でてビールを飲むのである。

なので、わたしも都会で一人暮らしを始めたらスパゲティを茹でなければならないのだっ!というくらい強迫観念に駆られており、以来主食はスパゲティという生活様式が確立したのである。

なので、金沢時代も海の幸ばかりに舌鼓を打ち続けていた感は否めないが、カフェ飯でパスタとか、海鮮モノに比べれば開拓したお店の数は少ないが、多少なりとも開拓した中で一番通っていたのは武蔵ヶ辻の交差点エムザの並びにある『IL CHIANTI』であった。
お得なランチの他にも濃厚クリームの絡み具合がいい按配だったカルボナーラなど。

写真を見ていてそういえばお店の入口の赤い看板の雰囲気とか、なんかいまでもよく見かけるよな?
と思っていたら、今さらながらに現在の生息地である池袋西口にも『IL CHIANTI』があるではないかっ!?
金沢から池袋に戻ってきてからもう8年も経つのに何故いままで気付かなかったのだろうか?

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