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ランチタイムは職場近くの満まるまる。

『ランダムに選んだ過去の写真からインスピレーションを受けた小咄、コラム、戯言などを書き留める写真で二言三言。』

どうも最近、写真ライブラリの中でも2014年夏から2016年夏まで暮らした金沢での写真を見返すことが多い(笑)
そのほとんどが北陸自慢の魚介系の食べ物ばかりで、なかなかnoteのネタになりそうな写真が少ないのだが、今回この一枚が目に止まった。

お店の名前は『満まるまる』さん。
当時の職場から2,3分。路地二つ分ほどの距離にあったこのお店は、実は一番ランチをいただいたおみせでもある。

メニューは毎日店先のこちらの黒板に書かれており、基本的に魚料理、肉料理、魚と肉の合い盛りの定食しかない。
これ以外には牛すじカレーがあるくらいである。

お店は古民家を改装したような落ち着いた造りで、基本的には掘り炬燵のようになっているカウンターでいただくことが多かった。
最初のウチは金沢だったら魚でしょ!と魚定食ばかりいただいていたのだが、途中で肉料理も気になり始め、合い盛りにしてみたところ以外とさらっといただけてしまったんで、以来ほとんど合い盛り定食か、たまに牛すじカレーに落ち着いた。

今回目に止まったのは魚のメニューにある『ふくらぎ』の文字である。
当時『ふくらぎ』なんて単語をはじめて知ったのだ。
ちなみに『ふくらぎ』とはブリの幼魚のことである。関東ではイナダと言われているモノだ。

北陸でブリの季節は12月の鰤起こしが鳴り響いてからだが、ふくらぎはその前の10月〜11月がシーズンとなる。
成魚になりこってり脂が乗る前の適度に脂が乗った身は新鮮である。
こんなふくらぎをから揚げにしてお昼からごはんのおかずとしていただけるなんて、やはり金沢での食生活は恵まれていたなぁ〜と懐かしく思い返すのだ。



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