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富山市内を縦横無尽に走る6系統もの路面電車。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

そんなこんなで前回のエントリーに続き、今回も舞台は富山。
この2015年6月〜7月にかけては何かと富山行きの仕事が多かったようだ。
役職としては「富山支店長」という役割も兼ねていたので、富山行が多くて当然だったのだが、いわゆる役職者としての挨拶周り程度だけではなく、この頃は富山市内で実案件の営業活動ということで、なにかと富山行きが多くなっていたと思われる。

富山駅前のロータリーに出るとすぐ目に止まるのが地を這うように軌道上を走る路面電車だ。
都内を走る路面電車といえば、唯一の存在である都電荒川線。
しかし、おそらく現在も路面電車が走っている街の出身者が、この都電荒川線を見ると若干奇妙に思うのではないだろうか?
数ある都内の都電が次々に廃止されて路線バスに置き換わる中、何故都電荒川線だけが生き残ったのか?
当然、地域住民の廃止反対の活動もあったのだが、主な理由は軌道のほとんどが「専用軌道」だったからである。
専用軌道を走っているということで、当時年々増え続ける自動車から邪魔もの扱いされる理由が立たないことから、廃止を免れて現在に至っているのである。

一方、富山駅を起点の一つとする富山の路面電車は、いまだに6系統も存在して富山市内を縦横無尽に走っている。
赤字でボロボロのチンチン電車なワケでは無く、最新のスタイリッシュな車両が地を這うように走っている。
市内の回遊性の向上や、コンパクトな街作りとこの路面電車を最大限活用した街作りは国内でも珍しい取り組みのようである。

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