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北陸新幹線開業まで残り一か月を切った頃。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

2024年3月16日、北陸新幹線がついに金沢を越えて敦賀まで延伸開業するらしい。
北陸新幹線が長野新幹線が延伸して、東京⇔金沢間で開業したのが2015年3月14日のことだったので、金沢⇔敦賀間が開通するまで丸9年間もかかったことになる。
そもそもこの北陸新幹線の計画は東京から信州・北陸経由で大阪に向かうルートで計画されているとのことで、おそらく敦賀の先は特急サンダーバードと同じような経路で大阪までつながることになるのだろうが、さてさて大阪までつながるまであと何十年かかるのだろうか?

おそらく今敦賀市は2015年3月14日に向けた金沢市民のソワソワ感と同じようにソワソワしていることと思うが、わたしの2年間の金沢生活でラッキーだったのは、北陸新幹線開通前の金沢と開通後の金沢の両方を経験できたことだ。

関東生まれの関東育ちの私としては北陸には申し訳ないが陸の孤島的なイメージが先行していた。
案の上というか、この陸の孤島が功を奏していたからか、他県のどこも同じような全国チェーンのお店が立ち並ぶ都市と異なり、金沢は全国チェーンに占領されることなく独自の商売人が独自のお店を展開していたことに驚いた。
しいて言うならば北陸新幹線開通前はどちらかというと関西経済圏との繋がりの方が強かったように思われる。

この写真はまさに金沢市民が待ち望んでいた北陸新幹線開通直前の金沢駅での一枚である。
この幟の通り、街全体がソワソワと北陸新幹線を迎えることを待ちわびていた日々であった。


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