とある春の休日
とある春の日の休日の過ごし方。大学時代の友人と新宿でランチを食べた。
2カ月くらい休職していたのだが、その間恋人以外の人とは殆ど会っていなかった。久しぶりに会う人とは近況報告だけで時間が過ぎていく。友人は婚約して、関東から関西に戻るらしい。転職先も決まっていて、色々と順調そうである。
大学生のとき、同級生とはくだらない話をしていたような気がするが、いつしか結婚はどうとか仕事はどうとかライフプランに関する話が中心になり、歳を重ねていくごとに結婚する人が増えてきて、結婚式はどうかとかより具体的な話になっていくような気がする。その後は一体どんな話をするのだろうか。数年後もランチに行けることを願う。
昼過ぎに解散して、その後は独りで映画館に向かい、『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』を観た。
これまた面白い映画だった。引き込まれるような話の構成で、随所にちりばめられた不穏な雰囲気を醸し出す謎が、非日常の中の日常という異様な世界観を作っていた。後章をぜひ観たいと思った。
映画を鑑賞後、ランチを共にした友人の一人から、夜別の友人とご飯を食べる予定だけど、一緒にどうかと連絡が入った。その友人と会うのは1年半ぶりくらいだろうか。映画館を出て再び友人と合流し、渋谷に向かう。
渋谷では回転寿司を食べながら、これまた近況報告に花を咲かせた。久しぶりに会ったら友人が転職していた。久しく会う人は大抵、転職か結婚をしているような気がする。回転寿司屋は1時間半の滞在で追い出されてしまった。話足りないのでスタバに来た。結局、閉廷時間まで話込んでしまった。
最近は恋人と会社の人とくらいしか会ってなかったが、友人という人間関係も大事にしたいと思う日であった。帰宅したら睡魔に襲われたが、寝落ちせずにちゃんとお風呂に入った自分は偉い。
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