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自らを不幸にする副人格で生きている人の特徴

こんにちは〜|´ρ`)ノ
おげんきですか?
今日は副人格についてお話しいていこうと思います。

シン・エヴァンゲリオンの主人公

Amazon Prime にて、シン・エヴァンゲリオンの劇場版が公開されておりました。

過去の作品は見ましたが、忘れてしまっていたので、再度1話目から見直しました。

ネタバレになるといけませんので、内容については触れませんが、

見ていて思ったのは、

主人公のシンジが、もう、なんというか、どうしようもなくバカなんですね。

あまりにバカで、恐らく私の知っている限り、アニメ史上最強のバカなんじゃないかと思うぐらいでした...(^^;;


特徴としては、

  • まず人の話を聞かない

  • 勝手な思い込みだけで判断し行動する

  • 深く考えずとても短絡的

  • 他人のことを理解しようという気がまったくない

  • 自分の考えが受け入れられないとすぐに「もういいよ!」といって投げ出す

  • 自分を認めてもらうことしか考えていない

  • 自分の世界に閉じこもって外を見ようとしない

  • 自分の心の傷やネガティブな感情に執着して、そこから離れない

  • 自分が不幸だったりうまくいかないことは、すべて誰かや何かのせいにしている

細かいところを挙げていったらもう少しあるかと思いますが、ざっと思い出せるだけでもこんな感じです。

さて、このシンジ君、4話ある劇場版シリーズのうち、3話までがこんな感じなんですね。
だからもう見ていて、とにかくイライラするわけです(笑)

でも、この姿というのは、まさに「副人格」の生き方そのものなんです。

副人格とは

人格とは、自我の一部であり、生まれ持った性格と特性、身につけてきた信念によって構成されている、心理面での特性のことです。人柄などと呼ばれたりもします。

私たちは生まれた時には、人格は一つしか持っていません。

しかし、成長の過程において、このオリジナルの人格が徹底的に否定されてしまうような、大きなストレスを体験すると、人は自らのオリジナルの人格で生きることができなくなってしまい、自分のような、でも自分ではない仮の人格を作り出します。

これが副人格です。

副人格とは、人生の早い段階において、人格否定、支配、抑圧、強い期待、暴力(DV、いじめなど)などがあり、オリジナルの人格で生きることが否定されてしまった人が、なんとか自分が生きている世界の中で、生き延びるために作り出した仮の人格なのです。

ですから、自分らしさよりも、環境によって身につけてきた信念の方が優先されています。

つまり、自己が否定される環境に順応している人格なのです。

というわけで、自分らしくとか、ありのままの自分で生きていない人、それがわからない人は、基本的に副人格で生きている人ということができます。

副人格の特徴

副人格は、オリジナルである主人格が否定されてしまって、それでも生きていかなければならないので作り出されたわけです。

そのため、以下の特徴をもっています。

  1. 目的はとにかく生き延びるため

  2. 基本的に自分を貶めている

  3. 愛されていても自覚できない

  4. 痛みを感じにくい

  5. 復讐の人生を歩む


1.目的はとにかく生き延びるため

副人格の一番の目的、使命は、ストレスフルな環境をなんとかして生き延びるというものです。

ですから生まれつきの人生の目的とかは重要ではありません。
とにかく生き延びる、これが目的ですから、主人格が否定された原因になった、支配、抑圧、強い期待などに応えようとします。

2.基本的に自分を貶めている

副人格で生きている人は、基本的に自分を貶めています。つまり、自己卑下、自己嫌悪など、自分にダメ出しをしていて、自信がありません。

でもこれは一つの自己防衛の形です。最初から自己卑下しているので、他人から人格否定されてもある程度の耐性があるわけです。とりあえずその場をやり過ごすことができるんですね。

3.愛されていても自覚できない

上記のことと関連していますが、副人格は、人格否定、支配、抑圧、周囲の期待に応えること、暴力を受けることが「当たり前」でそれを前提としている人格です。

そのため、愛を受け取ることができないし、愛を感じることができません。たとえ愛されていてもそれを自覚することができません。

愛を理解できないので、自分のことを心から愛してくれる人と出会ったとしても、その愛を受け取ることができないばかりか、余計なお世話だと思ったり、あるいは自分が責められている、非難されている、ひどい扱いを受けているといった誤解をしてしまいます。

そして自分が思うところの愛の形を相手に求め、それを試すようなことをし、それが得られないと失望してしまいます。

そうやって愛を拒絶してしまいます。

相手からすると、「どうして?」「なんでそこでそんな反応になる?」と思ってしまう、おかしなことをしているのですが、本人は気づきません。

これも防衛反応の表れで、自分の世界に閉じこもることによって身を守ろうとしているだけなのですが、助けの手さえ払い除けてしまうというわけです。

特に親からのマイナスのストロークが多い人に見られる性質です。愛されているはずの親から、厳しすぎること、痛すぎることが続くと、「愛=痛い」「愛=苦しい」という図式ができあがってしまい、愛を拒絶するようになってしまうのです。

ちなみに風俗にスカウトされる女性は、親からの愛を認識できないという共通点を持っているそうで、あえてそういう人を見つけてスカウトするのだそうです。それはそういう人のほうが簡単にコントロールしやすいからなんだそうです。

4.痛みを感じにくい

副人格で生きている人のもう一つの特徴は「鈍感さ」です。鈍感になることで心の痛みを感じにくくしているわけです。暴力を受けたりすると、さらに痛覚までも感じにくくしていきます。

これは自己を防衛するという意味では大事なことなのですが、副作用として他人の痛みも感じなくなってしまうということです。

そのため、感情的になった時に自制が効かなくなるといったことになり、なんでもやりすぎてしまったりします。

自分を傷つけたり、また他人を傷つけることに抵抗がなくなってしまうんですね。

5.復讐の人生を歩む

副人格で生きている人の人生は、基本的に復讐の人生です。

復讐といっても直接的な復讐行為に及ぶ人はごく僅かです。

ほとんどの場合は、間接的な復讐行為になります。

代表的な間接的復讐行為は次のようなものです。

  • 贖罪(罪悪感から誰かの犠牲になって生きる)

  • 学校へ行かない(非行、引き籠りなど)

  • 働かない(パラサイト、ニートなど)

  • 依存症になる(アルコール、薬物、ギャンブル、パチンコ、恋愛など)

  • 病弱だったり、怪我をよくする(心身症、原因不明の体調不良など)

  • 反社会的、暴力的な環境に身を置く(暴力団、風俗など)

  • その他の幸せとは思えない生き方(孤独、セルフネグレクトなど)

これらの間接的復讐行為の共通点は「幸せになってはいけない」という信念です。
幸せになってはいけないと思いこんでいるので、無意識に、幸せにならないような生き方を選んでいきます。

これは自分を愛してくれなかった人への復讐行為であり、大抵は自分の親に対するものです。

よほどのひどい親でない限り、やはり子どもには幸せになって欲しいと望んでいるものです。

そこで復讐行為としては、親の期待を裏切ることで親を失望させようとするわけですね。

「私がこんなに不幸なのはあなた(親)のせいですよ!」ということを、口にこそしませんが深層心理でそう思い、それを地で行くような生き方をしているわけです。

こういうわけで副人格で生きている人は、まず自分のことがよくわからず、自分らしく生きることとか、ありのままの自分がわかりません。そして基本的に自分に自信がなく、自分のことがダメだと思っています。そして自分のことや他人のことを思いやったり、感じたりするのが苦手で、中には感情的になると言い過ぎたり、やりすぎたりしてしまう人もいます。

ちなみに人格が複数いる「多重人格症」というものがありますが、これはストレスが強すぎて副人格も崩壊し、病気になってしまっている状態です。

また前述したように、副人格は、人格否定、支配、抑圧、周囲の期待に応えること、暴力を受けることが「当たり前」の人格なので、自分の世界に閉じこもり、自分を守っているように見えても、結果的に「自分を明け渡して生きてしまう」んです。

だから常に、自立すること無く、自分らしく生きることもなく、誰かの人生の脇役でしかなく、それでいて、自分の不幸の原因を誰かのせいにし続けてしまいます。


主人格の復活

さて、緊急サバイバル目的で作り出された副人格ですが、いつまでもその状態で生きているわけにもいきません。

私たちは生まれる前にやりたいことを計画して生まれてきていますから、やはり、ありのままの自分、生まれつきの自分で生きることが一番大事なわけです。

そのためオリジナルの人格である主人格は、時間とともにだんだん復活してきます。

どんなに遅くても、大抵35歳〜40歳ぐらいまでには、主人格が復活し、本来の自分で生きようとし始めます。

ですので、もう40歳を過ぎた人なら心当たりがあると思いますが、だいたい35歳前後ぐらいから、自分の生き方は本当にこれでいいのか? とか、もっと幸せになりたいとか思いはじめて、ありのままの自分ってなんだとか、自分らしく生きるってなんだとか考えるようになったのではないかと思います。

これは主人格が復活してきて、本来の自分で生きようとし始めたからなんですね。

そうなったら、大切なことは、その欲求に逆らわないことです。

しかし、正直に申し上げて、副人格の生き方をやめ、主人格で生きることは簡単ではありません。

なぜならそれまで、30年〜40年もの間、副人格で生きることが当たり前になっており、その状態でこれまでの人生を構築して来たからです。

それを急に主人格、つまり本来の自分で生きましょうと言われても、それまでの人生を否定するようなことにもなり、副人格が変えたくないと抵抗するからなのです。

だからまず大切なことは、副人格を否定しないことです。それで生きている自分を否定しないこと。

そして副人格と仲良しになることです。

副人格を否定せず、主人格と手を取り合いながら、一緒に新しい人生を目指して行こうとすることです。

そうすることで、多少時間はかかりますが、あまり大きな抵抗もなく、確実に本来の自分の生き方に戻って行くことができるでしょう。



ブループリントリーディング

魂のブループリントとは、今世生まれてくるときに決めてきた人生の仕様書(計画)のことです。ブループリントリーディングのセッションでは、あなたの魂のブループリント(現世での人生計画の概要)を詳しく読み解き、あなたの人生の目的、テーマ、性質、得意なこと、苦手なこと、潜在的に持っている才能などをお伝えしています。またヒーリングでは、人生の流れを滞らせているものを解除・解放、書き換えます。


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