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記憶

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僕だって環境に適応してってるよ、敏感なぐらい周りに左右されて命令されて損したのはいつもこっちだった それでも思うことにかわりはないし中身は変わらないけど

ラーメン作る時だって必ずしもスープを鍋に入れるわけじゃないだろ、器が小さいんじゃなくて心のキャパが小さいんじゃん

この文字数も一分一秒の瞬間でさえ 全て無駄なんかじゃないんだって思える時が 存在しますように

一つ好きなお菓子が買ってもらえるだけで十分なのに、どんどん手に取ってく妹弟たち、こんな自由に好きな物が買えたのはいつぶりだったんだろう 来月は授業参観あるけど、ママはいけないねって中身のない会話をした 買い物済ませたら僕らを家から少し離れた所で降ろして、皆で坂を駆けてバイバイした

初めて見た母親の車で弟の水着を買いに行く 母との買い物なんて最近の記憶にないけど1年ぶりだね

わざわざ冷蔵庫の中じゃなくて台所に出してある 見栄っ張りいいよ

ばくばくする心臓が 意識が離れてく 低くなってくつらさの解像度 幸せの答え合わせ これで良いって言ってくれ

ぼくがぼくをとじこめるんだ、なんとなくじゃだめだよ、逃げないで首を絞めないで、お願いね

匂いも音も目の前もなにも感じられない

ぐるぐるする体がだめだ やめてやめてあー

大丈夫、大丈夫、その調子

触れるもの全てに擦り切られてしまいそう やってかなきゃ

目が覚めた今日は血の生臭い匂いと服にへばりつく感じがして気持ち悪かった 外の大気とか、変に生暖かい肉体と空気が調和して溶かしきれなかったみたいな 自殺しようとも死にきれない曖昧な線みたいな 僕はまだ死にたくない 死にたくて生きたくて仕方ない

カッターもカミソリも取り上げられた挙句恥晒しにされた気分 干渉されるのが嫌すぎて言語化することに過剰に拒否してしまう 切るからって何が変わる訳でもないって分かってるんだよ 家族に何も言いたいことなんかない 聞くなら中途半端は嫌い 常日頃から知ってければね