歌と糖質について

さて今日は自身の体感をもとに歌う際に取った方がいいものについてお話しようとおもいます。
まぁタイトルがネタバレもいい所なのですが(笑)


一般的には歌う前に油ものを食べると声が出やすくなると言われます。
確かにそういったケースもありますが個人的に一番大事にしていただきたいのが、糖質の摂取です。

筆者は年がら年中ダイエットをしようと色々なダイエット方法に手を出し挫折するといった残念な趣味を持っているのですが、その一環で糖質制限にも手を出した時期がありました。

身体を動かすエネルギー源である糖質を身体から絶ち、代替エネルギーとして脂肪細胞からケトン体を作りだし活用するのがこの糖質制限ダイエットです。

これ実はダイエットとしてはすごいおすすめなんです。
筆者はこれで15kg痩せる事に成功した実績があります。
(なお秒でリバウンドした模様)



ただ糖質は上でも書いた通り身体を筋肉を動かすエネルギーです。
歌・発声は声帯やその周辺の筋肉の運動の結果ですので、
もちろん糖質の加減の影響を受けてしまいます。

糖質を制限してもケトーシスが起こりケトン体がその代替となるはずなのですが、どうにも筆者の場合、歌においてはその限りではありませんでした。
高音発声が難しくなり、声がややガサついた音色に変わった覚えがあります。


糖質は分解され各細胞にグリコーゲンとして貯蓄されますが、
その際グリコーゲン1に対して3-5倍の水分と結合する性質があります。

糖質を制限してしまうとこのグリコーゲンもなくなり、それにくっついていた水分も抜けてなくなってしまいます。(糖質制限を始めて直ぐに3-4kg一気に減ったというのはこれが原因の様子)

声帯には粘膜組織がありますので、声ががさついてしまう原因は恐らくこの粘膜組織から水分が抜け落ちた結果なんだろうと思います。


この様に糖質は筋肉の働きや水分量の保持等、歌う際にも大事な要素に非常に密接に関わっています。
歌う前には確りと摂取することを筆者の経験からもオススメします。

ではまた!



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