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【1972年レコード】33)ORNET COLEMAN : SKIES OF AMERICA


■データ

・リリース : 1972/04/28
・レーベル :コロムビアレコード/SONY MUSIC
・プロデュース : ポール・マイヤーズ
          ジェームス・ジョーダン
・チャート : N/A
・スタジオ : EMIスタジオ/CBSスタジオ
・所有ver : 65147

■トラック・リスト

[SIDE-1]
1. スカイズ・オブ・アメリカ
2. ネイティブ・アメリカンズ
3. ザ・グッドライフ
4. バースデイ・アンド・フェネラルス
5. ドリームス
6. サウンズ・オブ・スクリプチャー
7. ホリディ・フォア・ヒーローズ
8. オール・マイ・ライフ
9. ダンサーズ
10. ザ・ソウル・ウィズィン・ウーマン
11. ザ・アーティスト・イン・アメリカ

[SIDE-2]
12. ザ・ニュー・アンセム
13. プレイス・イン・スペース
14. フォリナー・イン・ア・フリー・ランド
15. シルバー・スクリーン
16. ポエトリー
17. ザ・マン・フー・ライブ・イン・ザ・ホワイトハウス
18. ラブ・ライフ
19. ザ・ミリタリー
20. ジャム・セッション
21. サンディ・イン・アメリカ

■メンバー

・オーネット・コールマン(アルト・サックス)
・ロンドン交響楽団(指揮:デヴィッド・ミーシャム)

■LINK

Discogs
Wikipedia

■メモ

  • フリー・ジャズの先駆者、オーネット・コールマン17枚目のアルバム

  • 同年にトリオで「サイエンス・フィクション」もリリースしている。

  • 前回の「リターン・トゥ・フォー・エヴァー」に続きネイチャー系作品。自分探しの旅というか、行き詰ったり、何か新しい事に挑戦しようとする時は自然とルーツを辿りたくなるのだろうか。

  • しかし本作は「リターン・トゥ・フォー・エヴァー」とは打って変わって分厚くスリリングな作品。

  • 自身の音楽に対する評価が低いと感じたコールマンは、業界に失望しモンタナへ引っ込んだ。その際にネイティブ・アメリカンの文化に触れた経験が本作のモチーフとなる。

  • 50年代にサード・ストリーム(クラシックとJAZZを融合させた音楽)に出会ったコールマンは、本作以前にも2曲オーケストラ作品を作っていたが、実際にレコーディングしたのは本作が初めて。

  • 当初は自身のJAZZグループとオーケストラがそれぞれ演奏する、コンチェルト・グロッソの形態を目指していたが、英国音楽組合と契約上のトラブルで、コールマン以外のメンバーは録音を許可されなかった。

  • コールマン自身のサックスをロンドン交響楽団の演奏に乗せる形となったが、分厚いオーケストラの演奏にオーネットのサックスが絡む構成は凄みを感じる。さすがコールマン、フリー・ジャズのアバンギャルド、スリリングさが絶妙にマッチしている。

  • ロンドン交響楽団で指揮を執るデヴィッド・ミーシャムは、この手の他ジャンルとの共演はお手のもの。同年にリリースされたニール・ヤングの「ハーベスト」、ザ・フーの「トミー」などでロンドン交響楽団を率いて指揮を執っている。

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