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在宅勤務は肥満の元?モナリザ症候群とは

先月私はダイエット検定1級を受けに行っていました。まだ合否結果は出ていないのですが、その勉強の中で面白い情報があったのでここでご紹介します。

まず1つクイズです。肥満状態の維持の原因って何だと思いますか?



一般的に肥満状態のままでいてしまうのは「食べ過ぎ」が原因と思われる方が多いと思います。ダイエットでも基本は摂取エネルギ―量を減らすか消費エネルギー量を増やすかの2択です。
しかし実は、肥満の維持要因は食べ過ぎよりも「交感神経の低下」であると言われています。

下のグラフではアメリカにおける男性肥満者の日常摂取エネルギー量を表しています。
(同年齢の)エネルギー摂取平均量をオーバーしていた肥満者は全体の3割で、残りの肥満者は平均もしくはそれ以下の摂取量にもかかわらず、肥満が維持されていたという結果が示されています。つまり、食べる量は少ないのに肥満体型な人が肥満者の過半数を占めているのです。

キャプチャ

(日本評論社『からだの科学 184』参照)

また1990年に神戸で開催された国際肥満学会では、アメリカのブレイ教授により「肥満者の大多数は交感神経の働きが低下している」という意味を英文で表したときの頭文字をとった“モナリザ症候群(Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity)”が発表されています。


コロナウイルスの拡大により自宅で仕事をされている方は多いのではないでしょうか。今までは通勤により朝に交感神経が刺激されていたかもしれませんが、自宅ではなかなか交感神経を刺激される機会が少ないです。
副交感神経優位の状態でいると脂肪を体に貯めこもうというモードのままなのでなかなか脂肪が燃焼されません。逆に交感神経を刺激できれば体温が上昇して自然に代謝が上がり、脂肪が効率よく燃えてくれる1日が始まります。

なので、朝に交感神経を刺激できる何かを始めましょう!
おすすめは深呼吸です。深い呼吸は自律神経の働きを整え副交感神経から交感神経への切り替えがうまくいきやすくなります。家から出る必要もありません。

健康的におうち時間を楽しみましょう!それではまた

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