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私の小さな未来たち

私は3人の子どもを育てながら、仕事に励む主婦である。
社会を動かすような大きな活動はしたことがない。
この世の中にはそのような人が多いのではないかと思う。

そんな大衆のひとりである私にも、「未来のため」と聞いて思い当たる節はある。
1人目の子どもが生まれた時、「この子の未来を少しでも美しくしたい」と考えて取り組んだのが、ごみの分別の徹底である。

我が家から見える美しい風景


そんなことかと思うかもしれないが、私は真剣だった。
資源になるごみとそうでないごみをしっかり分け、洗い、リサイクルしてもらいたいと思った。
今ある地球資源をこれ以上減らさず、美しい自然を感じて生きてほしいとそう思ったのである。

2人目が生まれた時、「この子たちに世界をもっと知ってほしい」と思った。

世界地図を見る長男と長女


世界は広くて、いろんな人がいる。
小さな世界で生きていたら、雄大な自然や素晴らしい文化を感じられず、自分が恵まれていることにも気づけないかもしれない。
だから、世界地図を壁に貼り、どんな国があるのかを伝える。
世界に興味を持ってほしいと願いを込めて。
夫が出張に行った国やテレビで特集された国の魅力や日本との違いを話すと、子どもたちはその国に興味を示し、「行ってみたい」と言う。
母から話を聞き、想像した国に足を踏み入れた時、子どもたちの世界はさらに広がっていくだろう。

3人目が生まれた時、「自分たちがどんな人間になりたいのか」を考える子になってくれたらいいと思った。

好きなことをする長男長女

教育は重要、学歴だってまだ今の社会では、ないよりもあったほうがいいだろう。
小学校から大学まで受験のタイミングがある中で、勉学に励んでふと気づいたときに、どんな人間になりたいのかわからない、それは悲しいなと思う。
何をしたいのか、どんな人間になりたいのか、自分の未来を想像して、目の前の選択肢を選べるように導きたい。

私の未来

私が未来のためにできることは、すべて子供を通している。
だけど、この子たちが私の背中を見て、私が伝えたことを聞いて、未来のために少しずつ行動していったら、それはどんどん大きくなっていくだろう。
私の子どもたちが社会を動かすことをするかもしれない。
子孫たちが少しづつでも未来へ向けて行動すれば、未来を良くするために行動する人数はどんどんふえていく。
そんな期待をしながら、今日も私はごみを分別している。


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