未来十一月号

えんえんとふくらむ一葉ぶら下げて出港のよな午(ひる)のスーパー

断続し流れるラジオ風邪薬飲んで白壁近付く一人
※「白壁に」となっていましたが歌の意味が変わってしまうので「白壁」に訂正しました。

口角に梅干しの味鬼を待つひかげはしずかひとりの盛り

アイアムアモンキーという礎よ 目下何もなき日々の衣よ

尖らせた鉛筆を持ち子どもらは悠久と思える窓辺に座る

まだ近い午前窓辺に差し込んで終わらぬ入り日にマリネを刻む

叩かれて起き上がるかの入道雲「せいせいしたろ」人呼べる秋


※曲がれる谿の雅歌欄


今月で退会します。ありがとうございました。


#tanka
#短歌

ポエム、詩、短歌などを作ります。 最近歴史に興味があります。