誓いのチャミスル
我が家の天井には、チャミスルが祀られている。
韓国の焼酎。チャミスルの空き瓶です。
これはね、僕の意思表明なんです。
「映画のクランクアップの日まで禁酒をする」
そう誓いました。
それを誓った日に、相方の彰夫とポチャ(韓国の屋台)で飲んだ最後の1本なのです。
すごいブスですみません。
しかも太ってるし 笑
4月のはじめ。
この時、まだクルーがゼロ。
もちろんキャストもゼロ。
資金もなし。
企画書もなし。
会社もなかった。
なーーーーーんもない時に、「よし、禁酒する!」って決めたやつです。
夜中に執筆している時に天井を見上げると、目線の先にこいつがいました。
映画『莉の対』
ようやく。
今しがたシナリオ第四稿を仕上げる事ができました。
僕の中で今日がデッドライン(締切)だったから、何としてでも自分との約束を守りたかった。ギリギリ守れて良かった。
内容を改稿し、書式を整え、全ての文字を打ち直した。
むちゃくちゃ時間かかった。
あゝ。
褒美に酒でも飲んでドーナツ食べまくって夕方まで寝たい。
早々に誓を破ることになるのでそれは駄目だから、今晩くらいは褒美にカメラ触ったり機材いじったりしてニヤニヤして過ごそう。
改めて。長時間作品と向き合っていると
一人一人のキャラクターが愛おしく感じてくる。
みんなダメなんだけど、人間らしい駄目さがある。
けど
満足はしていない。
何回も自問自答しています。
リアリティとドラマ。
難しい境界線です。
キャストの皆さんが
立体的に演じられるよう
もう一踏ん張り。だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?