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生きてきた軌跡の確認。





朝6時までキャスト達と飲んでいました。

ささやかながら、キャスト打ち上げです。

急遽だったのでメインキャスト達だけしかお呼びできませんでしたが、僕にとってこれが精一杯の感謝とおもてなしになりました。


いつもお世話になっているプロデューサーさんから「打ち上げは大事だからな。そこは頑張ってやれよ」と言われており、忠実に守ってみました 笑

これもまた、僕の中で一つ小さな成長だと思っています。すっごい小さな事かもしれないけどね。

でもキャストさん達には舞台挨拶やイベントでも本当にお世話になっているので、少しでも皆さんと楽しい時間を過ごせて良かったなぁって心から思います。



上映の方も、順調です。

僕がテアトルさんに初めて乗り込んだ日。

「○○○枚売ります。だから上映して下さい!!」

と交渉しました。

「具体的な数字でプレゼンして下さってありがとうございます」

と仰って下さいましたが、恐らく僕が出した数字を信じてもらえなかっただろうなと思います笑



だけど、もうあと少しで達成となります。

このままだと、もう少しだけ足りないのですが

残り2日間のご来場くださるお客様に賭けたいと思います。

約束を果たすために、もうあと一踏ん張りです。





日々、色んな方がこの映画を観に来てくださっています。


演劇と違って『意外』なお客さんのパターンが多く

「え、本当に来てくれたんだ!!!」

と毎日のように感動しています。


幼稚園からの旧友や、大学時代の友達、銀行員時代の諸先輩方や、役者仲間でも数年ぶりにお会いするとても貴重な方々。

僕の生きてきた軌跡を見ているかのような顔ぶれなんです。

舞台には舞台の良さがありますが、映画はまた違った広がり方をするんだなぁと日々驚きと感動の連続です。


特別な人たち


僕にとって、特別な人たちも観にきて下さいました。

ずっと背中を追いかけてきた先輩、ずっと苦楽を共にした元ユニットのメンバー。

ずっと特別だよね。



そして、今日は両親と親戚たちが関西から観に来てくれました。

親と会うのも久しぶりだし、親戚の皆さんとはもう10年くらい会ってなかったかもしれません。

僕が生まれた時から僕を見てくれてきた人たちですから、僕が今こんなことになっている事を半ば信じられないような心地でいたのかもしれません。

だけど、会って話していると、子供の頃の事を思い出さずにはいられませんね。僕にとって、すごく楽しかった日々です。夏や正月になると親戚がうちにやってきて(うちが本家だったので)、親戚の子供達と川に行ったり祭りや遊園地に連れて行ってもらったりご飯を食べに連れて行ってくれたり。あんないい時代は無かったなぁ、幸せな時間をもらったなぁって。

僕の中の最大のノスタルジーは、

お盆に子供達みんなで提灯を持ってお寺に歩いて行った、あのなんてない道なんですよね。

涙が出るくらい美しい情景です。



親には、まあ理解することはできないだろうなぁと思っていたので、わざわざ観にこなくていいよ、とは言ってたんですけどね。それでも3時間があっという間だったということで安心しました。


俳優として飯が食えるようになって、映画を作って、映画祭でグランプリを獲って、映画の上映も実現して。

順風満帆かのように思われますが、全くそんな事はないです。

僕が航海している海は常に大嵐ですから。




感謝する日々。

明日もまた。






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