【遊戯王】万象一切灰燼と為せ【デッキ紹介】
皆さんこんばんは。直江津高校3年生、羽川翼です。
2023年夏、BLEACH千年血戦編のアニメ2期が絶賛放送中ですね。皆さん見てます?
BLEACHは一度その"""オサレ"""な世界観にハマると抜け出せなくなる、独特の魅力がある作品ですよね。
そのBLEACHの最も有名な要素といえば、やっぱり「斬魄刀」ではないでしょうか。
なんだかデュエリストにとってのデッキに似てる気がする。
斬魄刀といえば、始解する時の解号がオサレなことでも有名ですよね。中でも好きな解号がコレ。
護廷十三隊一番隊隊長にして総隊長の山本元柳斎重國の斬魄刀「流刃若火」。
「伸びろ」「咲け」「砕けろ」など短い解号も多い中、長めの解号で炎熱系最強にふさわしい特別感を演出しつつ、337拍子のリズムに乗っていて語感も抜群。
斬魄刀名と解号の意味もそれぞれカッコよくて噛み合ってるし、もう全部の要素がゴテゴテにオサレ感を出してるのに、見事に調和している。凄い。
シンプルイズベストな「散れ、千本桜」も好きだけど、やっぱこうやって盛り盛りなカッコよさって良いよね。
そういえば……
遊戯王にも炎属性の刀のカードがありますね……
アンデット族なのも死神的な意味で良いカンジ。
コイツで出せる先に山本元柳斎っぽいモンスターとかいないかな〜
…………ん?
おるや〜〜〜ん!
でもやっぱ、せっかくなら卍解まで再現したいよな〜
「デスカイザー・ドラゴン」の進化体みたいなのいたら良いんだけどな〜……
おるや〜〜〜〜〜ん!!!
しかも、墓地から好きなだけ死者を蘇らせる……ってこれ……
残火の太刀 "南" って……コト?!?!?!
でもなぁ〜
残火の太刀は南だけじゃないしなぁ〜
「/バスター」使うなら、「サイキック・リフレクター」は必要だし、そこからなんか「万象一切灰燼と為せ」っぽい効果持ちの、炎属性モンスターとか出せないかな〜
おるやんけ〜〜〜!!!
ということで、今回は「デスカイザー・ドラゴン/バスター」を主役としたデッキの紹介です。
・デッキレシピと回し方
「解門」「招来神」「デスガイド」から「破械」を使った初動でベアトを組み、「妖刀」「バンシー」「王家の神殿」を墓地に送ります。
「妖刀」「バンシー」は「エルドリクシル」魔法罠でも用意可能、「王家の神殿」は「解門」と「エルドリッチ」や、「バリケイドベルグ」で回収します。
これらの用意ができたら、
①「サイキック・リフレクター」から「ブラック・ローズ」を組んで万象一切を灰燼と為す
②「バンシー」で「アンデットワールド」を貼ることで場を尸魂界にする
③斬魄刀(妖刀ー不知火)を使って始解、「デスカイザー・ドラゴン」を出す
④「王家の神殿」を使って「バスター・モード」を即発動して卍解
⑤「/バスター」で火々十万億死大葬陣
これで大抵の相手は焼き尽くされて消し炭になります。
・各カード解説
「破械」
「DUELIST NEXUS」での新規により、ベアトリーチェを「解門」「招来神」「デスガイド」など豊富な手段で安定して組むことが可能に。
「ヤマ」は墓地からも「破械」を回収できるので、2ターン目以降も「ヤマ」さえ出せれば「シャバラ」を回収して、「デスガイド」ルートの②の状態を作れます。なので2回ベアトリーチェを組むことも可能。
「シュヤーマ」は、オフ会で使った時になぜか①と②がごっちゃになって最強になってた。ルールミスしてた人たち、ごめん。一応、デュエル結果には大きな影響は無かった……はず。
「エルドリッチ」
役割は大きく分けて3つ。
①「妖刀」「バンシー」「ゾンビキャリア」を場を経由して間接的に墓地に送る
②「解門」の永続魔法回収効果の起動要員
③準備中の戦線維持役兼「/バスター」の蘇生対象を相手に出してもらうための的
①は、ベアトを組めなかった時の保険ルート。
「/バスター」は何かと素引きが嫌なカードがあるので、そういうカードを戻すために「ゾンビキャリア」を落とさないといけない時があるんですが、そうするとベアトの墓地肥やしが1回分足りなくなる……みたいな時に、こっちの保険ルートを使うことで上手いこといったりする。
②は「王家の神殿」回収用。たまに「破械神の慟哭」を回収することもある。
③は、ベアトを組んで自分と相手ターン往復で効果を使う前提、しかもそれを2回やることもあるこのデッキでは一定の耐久力が必要なうえ、「/バスター」で相手の墓地から強いモンスターを蘇生するには、当然相手に強いモンスターを出してもらってそれを墓地に送る必要があるので、こちらも相応の「強いモンスターで越えるべきモンスター」を置いておく必要があります。エルドリッチはこの両方にちょうど良い。
耐性つくし打点もあるから、それなりに強いモンスター出さなきゃ越えられないし、場に残ったら残ったでそのまま殴りに行ける。強い。
打点0にできる「黄金郷のガーディアン」は、ブラロで対応しきれないところを見てくれるので助かる。
その他個別のカード
「バスター・スナイパー」以外に「天璣」のサーチ先を用意しておきたくて採用。
ブラロのぶっぱ後に手札からポン出し可能、戦闘耐性や「破械」魔法罠のトリガーも引けるバック破壊という小回りが効く効果、1700という最低限の打点、「アンデットワールド」下で「ゾンキャリ」や「妖刀」の相方として「デスカイザー・ドラゴン」の素材になれるレベル、などなど、諸々の要素が便利で採用。
何より、「パンテラ」はBLEACHで私が一番好きなキャラ、グリムジョー・ジャガージャックの斬魄刀の帰刃名であるという、何より重要なデッキ上のシナジーを持っています。
正直、千年血戦編のデレデレグリムジョーはちょっと解釈違いだけど、虚圏編までのグリムジョーはマジでカッコいい。敵キャラとして完璧すぎる。
「リフレクター」が手札でダブついた時にとりあえず出して、
・ドローで手札の質アップ
・妨害と突破の両立
・打点
をこなしてくれる。このデッキではエルドリッチ周りと似たような仕事をするカード。
「リフレクター」から出すSモンスター、もうちょっと層を厚くしたい気持ちがあるけど、なかなか1枚で器用に立ち回れるカードが無い。
「スターダスト・チャージ・ウォーリアー」「天威の龍鬼神」「ヴァレルロード・S・ドラゴン」あたりは考えたけど、どれもイマイチ噛み合わない部分があって不採用。ひとまず、いちばん無難に除去&盤面維持を出来そうな「マスカレーナ」「閉ザサレシ世界ノ冥神」にしてるけど、どうだろうな。
友人のげんふうけいから「トライエッジ・マスター」という案を貰ったので検討中。
「デスガイド」から立って、「バスター・スナイパー」に繋げられるため、当然の採用。コイツの解除で、「デスガイド」に初動以外の役割が作れて、グンとデッキのまとまりが強くなった印象がある。
「/バスター」で蘇生した「シャバラ」「シュヤーマ」で組んでパンプしたり、相手の墓地からパクったモンスターで立てて、ブラロで飛ばせなかった破壊耐性持ちなどをどかせるX体。
シェリダン、マジで好きなんだよな。隙あらばエクストラに入れたくなる。てか、ランク6は全体的に好きなカード多くて、出来るだけ入れたくなっちゃう。
・終わりに
ここまでBLEACHネタを擦ってきてなんですが、このデッキは最初、別にBLEACHをモチーフにしたかった訳ではないんですよね。
「/バスター」のデッキに憧れがあり、S素材縛りがある&罠カードである「バスター・モード」で相手ターンに出す意味の薄い「デスカイザー・ドラゴン/バスター」なら、「リフレクター」だけで作れない分、デッキ構築に個性が出るかな〜と思い、作り始めた次第でした。
初めは「トランザクション・ロールバック」でコピーすれば、即座に「/バスター」に行けるんじゃ?という考えで組んでいました。
「Assault Mode Activate」と、「トランザクション・ロールバック」の2枚で、カッコいいカード名宣言を連発して決められるデッキにしたかったのです。
しかし。
「バスター・モード」はコストでSモンスターをリリースし、そのコストを参照して、対応する「/バスター」を出すカード。
そのため、「コピー先のカードのコストは無視して、効果のみをコピーする」カードである「トランザクション」では、「バスター・モード」をコピー出来ないのでした。
〜完〜
しかし、この裁定を知った時点で、「トランザクション」以外のカードを買い揃えていた私、羽川は諦めませんでした。
即座に罠を使えるカードをあらためて探し、「王家の神殿」に罠発動効果がついていることを思い出したのです。
そして、「王家の神殿」を採用することで、「解門」「招来神」に「初動で破械を使ってベアトを立てる」以外の役割が付与されました。
それまで「ベアト何度も立てられて便利だから」くらいしか理由が無かった破械初動に、
「これじゃないといけない」採用理由がついた瞬間でした。
その後、制限改訂によって、「インヴォーカー」が採用可能に。
「デスガイド」初動にも理由づけがされ、さらにデッキの説得力が増しました。
自分が構築を工夫したわけでは無いのに、外部的な要因、それも「その効果使えません」とか、「それ禁止カードでした」みたいなマイナスの要因によって、むしろデッキが洗練されていくという、ちょっと不思議な経験をしたデッキでした。
まさに瓢箪から駒、あるいは嘘から出た真。
エルド周りの対応力が高く、初動も厚く取れているので、安定しながらも毎回デュエル展開が変わっていく、楽しいデッキになったので、これからのお気に入りデッキになりそうな気がします。しばらく擦らせてもらおうかな。
ということで、今回はこの辺で。
何でもは知りませんが、このデッキのことは誰よりも知っています。羽川翼でした。
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