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VODのストリーミング配信を実装(AWS有り.ver)

-まえがき-

※↑noteの連載で達成することはこちらから

ー本編ー

【このnoteを読むメリット】
・ストリーミング配信の実装方法が分かる(AWS.ver)

AWSでのストリーミング配信を実装する前に、基本を押さえておくために、AWS無しでのストリーミング配信の実装をやっていきます。

AWSでの配信を実現させるために、以下の流れで進めていきます。
①配信技術の基礎的なこと
https://note.com/wwdaisukeee/n/n2b8d24c2795e

②ストリーミング配信の実装(AWS無し)←前回の記事
https://note.com/wwdaisukeee/n/n41b1c86eadb1

③ストリーミング配信の実装(AWS)←このnote記事

配信の構成図

基本的なことを抑シンプルな構成のAWSを使ったVODストリーミング配信について説明をしていきます。
(↓AWSを使わない場合のVODストリーミング配信については以下の記事より)
https://note.com/wwdaisukeee/n/n41b1c86eadb1

VOD配信1

上の図を使って配信までの手順を説明していきます。
①HLSに変換した映像ファイルをS3に配置
(HLSへの変換については前の記事を参照:https://note.com/wwdaisukeee/n/n41b1c86eadb1

②S3のHLS(映像ファイル)をCloudFrontで配信。
視聴者が快適に視聴できるようにCloudFrontを使って配信をします。
(※CloudFrontについては過去の記事を参照)

AWSについて最低限必要なものは以上のサービスになります。

実際にAWS実装をしてみる

①HLSに変換した映像ファイルをS3に配置

まず、以下の画面でS3を開きます。

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移行した先の画面で、以下の「バケットの作成」ボタンをクリック。次の画面へ

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以下の画面に移行するので、バケット名を入力。(ここは重複の名前が設定できない)
※他はそのままの設定で基本的に問題ない

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これで以下のように映像ファイルを格納するための「バケット」が作成されます。
さらにこの項目を選択して、詳細画面へ

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すると「アップロード」ボタンがあるので、それを押して、映像ファイルをアップします。
(HLSファイルをアップすると以下の形)
(HLSについて不明の場合は前の記事を参照:https://note.com/wwdaisukeee/n/n41b1c86eadb1

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これで①の工程は完了

②S3のHLS(映像ファイル)をCloudFrontで配信。
CloudFrontのサービスを探してクリック。

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以下の画面になるので、「Create Distribution」をクリック

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次の画面へ移行すると、「Origin Domain Name」を入力する。
ここにフォーカスすると先ほど作ったS3のバケットが候補として表示されるようになっているのでそれを選択
※他は基本的にそのままの設定で

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以下の形でCloudFront独自のドメインが作成されたので、それを使って配信を行う。

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例えば、動画ファイルが「AWS.m3u8」だとすると、
この場合d313f1fm5kfvbn.cloudfont.net/AWS.m3u8でCloudFrontで配信する映像ファイルを選択できるようになる。

あとはこのファイルを指定のページのhtmlに貼り付けるなどして視聴者に届けます。

これがシンプルな構成でのVODのストリーミング配信の方法になります。
ここにプラスして、Lambda、WAFなどのサービスを加えていくことで、より便利にしていきます。
次回はこの他のサービスを組み合わせてより便利な構成についてやっていきます。

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