AWSのサービスを使ってライブ配信をする【Elemental MediaPackage】

-まえがき-

※↑noteの連載で達成することはこちらから

ー本編ー

【このnoteを読むメリット】
・AWSでライブ配信するために、映像を入力する方法が分かる
・AWS Elemental MediaPackageの機能と使い方が分かる

Elemental MediaPackageで出来ること

【ライブ配信システム全体をまず観てみる】
まず、AWSを使ったライブ配信システムの全体を確認していきます。
（基本を押さえるため、シンプルな構成になっています）

ーライブ配信の流れー
①カメラの映像をOBSに取り込む
②OBSとElementalMediaLiveを連携して、映像を送る
③映像を配信するために、Elemental MediaPackageで様々なデバイス、CDNに対応できるように処理
④対象のページに表示して視聴者が視聴できるようにする

【Elemental MediaPackageの役割】
この中でElemental MediaPackageの出来ることをまとめると以下の通り
・異なる再生デバイスやCDNに対応できるように処理する

Elemental MediaPackageの使い方

https://aws.amazon.com/jp/mediapackage/
へアクセス
利用開始のボタンを押す

①「Create a new channel」ボタンをクリック▽▽

②チャンネル名称、説明を記載する。input typeはApple HLSの一択▽▽
設定後、右下のCreateを押して次の画面へ

③以下のようにチャンネルが作成される▽▽
inputsの項目には、mediaLiveで作成したinputが表示されるので、配信したいものを選択する。

④以下のようにチャンネルが作成される▽▽
以下の「Endpoints」で配信の出力についての設定を行っていく。
Add endpointsボタンを押して次の画面へ移動

⑤endpointに関する設定をする▽▽
出力ID、説明文を入力。
他の出力形式（今回はApple HLS）など詳細を設定する場合は他の項目についても詳細設定する（基本設定の場合はそのままで）

⑥配信視聴用のURLが生成される▽▽
プレビューではテストでライブ配信をチェックすることが出来る。

これでMediaPackageでの作業は終了。
ここで作成されたURLを自分のwebサイトなどに貼り付ければそれで配信は可能になりますが、より快適に視聴してもらうためにCloudFrontを導入した構成を次回説明をしていきます。

Elemental MediaPackageの使用料金

・ライブ映像の取り込み量　0.044USD/GB
・ライブ生成とパッケージング量　0.06USD/GB
という2点で料金が変動してきます。（2020.01.19現在）

解像度：1024×768
フレームレート：30fps
とすると、254GB (1時間あたり）くらいで

ライブ映像の取り込み量　0.044USD/GB × 254GB = 1,162円くらい
ライブ生成とパッケージング量　0.06USD/GB × 254GB = 1,584円くらい
ざっくり計算すると、概算で2,746円/1時間という形になります。

▽細かい情報などは公式サイトを参照してください▽
https://aws.amazon.com/jp/mediapackage/pricing/