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U15 全国制覇を目指す夏 スタート

日本クラブユースサッカー選手権東海大会1回戦
名古屋グランパスU-15〇6-0 AFERRARSE四日市U-15

【試合の概要】
夏の日本一を目指すパロマカップ第39回日本クラブユースサッカー選手権(U15)の東海大会が、6月22日から東海3県の各地で始まった。昨年は後半アディショナルタイムのラストプレーでゴールを決め、劇的な優勝を果たした名古屋グランパスU-15。全国大会出場はもちろん、東海大会の2連覇。そして全国優勝を狙っている。

2点目のゴールを挙げた西青木佐恭

【試合の流れ】
1回戦の相手は三重県リーグを主戦場とするAFERRARSE四日市U-15。本間敬U-15監督は「自分たちの目標はここじゃないが、相手はこの試合を目標に準備をしてきている。チャレンジャー精神で戦おう」と、決して侮ることなく戦うように伝え、選手をピッチに送り出した。
選手たちも立ち上がりからしっかりとプレーの強度を出していく中で、6分に先制ゴールを挙げる。左サイドのスローインから足立惺洋が思い切りの良いミドルシュート。これがゴールネットを揺らして、早速グランパスU-15が先手を奪う。
緊張がほぐれた選手たちは、さらに相手ゴールに襲い掛かり、11分にはDFとの競り合いに勝った西青木佐恭が左足を振り抜いて追加点。その後も山口雅貴と今津翔太郎にゴールが生まれ前半を4-0とした。
本間監督は後半開始から4人をメンバー変更。翌日の2回戦を見据えての交代だったが、選手たちの強度は大きく落ちずに、後半7分に今津がこの日2点目となるシュートを決めると、やや攻めあぐねる場面はあったものの、32分に深谷朔共のスルーパスを池田歩弘が決めて6-0で勝利した。

2得点の今津翔太郎。チームの勢いを加速させた

翌日の2回戦も4-0で勝利したグランパスU-15。29日に行われる準々決勝で勝利すれば全国大会の切符を手にできる。

【コメント】
本間敬U-15監督
「トーナメントは普段のカテゴリーとか、力の差とか関係なく逆転現象が起こり得るものだと、今までの歴史が物語っているし、選手たちにもそれを伝えて、だからこそ自分たちは受け身ではなく、常に成長に対する挑戦者という気持ちで臨もうと、この一週間ずっと伝えてきた。それをみんながよく理解してやってくれた。
思ったよりも暑さがあったし、慣れないピッチで滑っている選手もいた。あとは朝が早くてアウェイでと、普段とは違う慣れない環境もあった。そういった中でもやっていかないといけない大会なので、プレーの質やボールを出すテンポとかをもっと速めていきたい」

宮本新(キャプテン)

しっかりとチームをまとめ、トップチームのような油断なく勝利に導いた

「東海リーグで前々節清水(エスパルスジュニアユース)に負けてしまって、その負けた後の振る舞いが大事だということで、前節のフェルボール戦は5-0で勝ってこのクラブユースを迎えることができたので、気持ちも入ったし、良いゲームができたと思います。
 本間監督から、「自分たちは受け身じゃいけない」と、常に練習の時から言われていました。チャレンジャーの気持ちで臨むところはみんな共通意識を持ってやれたので良かったと思います。
 まだ1回戦を突破しただけなので、明日も確実に勝って(〇―●で勝利)、チャレンジャーという気持ちを忘れずに、上に行くにつれて技術の部分は互角やそれ以下になってしまうと思うけど、気持ちで負けないことが大事。必ず全国大会に行きたい」

足立惺洋(先制点)

先制点を挙げた足立惺洋(中央)に駆け寄る選手たち

「自分がチームを勝たせたかったし、最近結果を出していなかったので、絶対に決めてやろうという気持ちでシュートを打った。ボールを持った瞬間に前が空いていたのが分かった。絶対にカットインから決めようと、最近それを練習していたのでめっちゃ気持ち良かった。 結構大事な試合の初戦で、負けたら終わりという緊張感もありながら、そういう試合は自分が成長できるというワクワク感もあった。これからも自分はもっと結果を出したいし、チームを勝たせられるようにしたい。今日のプレーを自己採点すると70点。もっと攻めたかったし、もっとチャンスを作れたと思う。そういうところが足りなかった。 やっぱり一番大事なことは負けないこと。練習からそういう緊張感の中でやってきた。僕たちはチャレンジャーなので、しっかり一つひとつの試合を大事に勝ち抜いていきたい。

山本舷人

盛り上げ役としてもとーむを支える山本舷人(#12)

「スタートから出ることはできなくて悔しい気持ちだったけど、チームの力になろうと精一杯プレーをしました。僕の武器はユーティリティ性と、ミドルシュートなので、オーバーラップやインナーラップをして、たくさんシュートを打って得点を決めること。今日の試合で収穫はあったので、それを意識してチームにもっといい影響を与えられるように頑張りたいと思います。
 最高の仲間たちなので、しっかりと一つひとつ勝利を積み重ねて、まずはこの東海大会で愁傷することが目標。そして全国でも優勝することが目標です」

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