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首位に大敗もここから伸びて行け!

2024年6月15日 プリンスリーグ東海 第6節
名古屋グランパスU-18B 1-5 藤枝東〇

【試合の概要】
高校1、2年生を中心とした名古屋グランパスU-18Bが参戦しているプリンスリーグ東海。第6節では無敗で首位を走る藤枝東をホームに迎えた。前節、開幕からの連敗を止めたグランパスBが、上級生が中心の強豪を相手にどこまで戦うことができるのか注目された。

後半11分 出場直後のプレーでゴールを決めた白男川羚斗

【試合経過】
グランパスBはトップチームと同じ[3-4-2-1]のシステム。GKは先発で唯一3年生の濱崎史輝。オディケ・チソン太地(1年)、小室秀太(1年)、鶴田周(2年)の3バックに、ダブルボランチは神谷輝一(1年)と大澤菱(1年)、右WBは千賀翔大郎(1年)、左WBはキャプテンマークを巻いた野中祐吾(2年)、シャドーには平川大翔(2年)と中條遼人(1年)が入り、ワントップには伊藤ケン(2年)が先発で出場した。

相手の藤枝東は3年生が中心。フィジカルと経験値の差は大きく序盤からグランパスBは劣勢を強いられる。22分に右サイドを破られて失点を喫すると前半だけで3失点。後半も立ち上がりすぐにPKを決められて0-4となった。

後半10分、グランパスBは3枚替えを敢行。白男川羚斗、石田翔琉、大見咲新の1年生トリオをピッチに送り込む。

すると、直後の11分、持ち上がった白男川が左サイドの角度のない場所からシュート。それがGKの頭上を越えて、グランパスBが1点を返す。

その後も最前線に入った石田が再三のチェイスでボールを追い回しリズムを作ると、16分には白男川のロングフィードから石田がクロスを入れ大見がシュートを放つなど、交代選手がチャンスを作った。

それでも地力に勝る藤枝東が21分に追加点。グランパスBは最後まで懸命に走ったが得点を奪えずに試合終了のホイッスルを聞いた。1-5の大敗となってしまったが、チームのために、そしてここから這い上がるために懸命に走る姿はサポーターに何かを訴えかけたように思う。

【試合後コメント】
野中祐吾(ゲームキャプテン)

ウイングバックとしてプレーの幅を広げている野中祐吾

「前半は点差のような内容じゃなかったと思います。自分たちらしいサッカーができていましたけど、後半はやっぱり相手の方が上手だった。そこでもっと自分たちが勝つんだという気持ちを持っていたら、逆転とか同点とかに持っていけたのかなと思っています。
やっぱりシュートを打たないと始まらないし、今日出たメンバーも得点を取れる素質を持っているので、もっとどん欲にゴールを狙っていかないといけない。
自分としては、前半仕掛けるという部分は良かったと思いますけど、それをアシストやゴールにつなげられるように伸ばしていかないと、個人としても成長できないので、逆サイドにボールがある中でも、自分がどれだけ相手を追い越して、逆サイドで受けるか。それも考えてやっていましたけど、試合内容もあって少しメンタルもネガティブになってしまった。キャプテンをやっていた中でネガティブになってちゃいけないと思うし、1-5で負けたのは自分の責任。もっとチームメートに何らかの働きかけができたんじゃないかって思っています」

白男川羚斗

ゴール後笑顔を見せる白男川羚斗

「GKが前に出てきたのは見えていました。正直クロスですけど入ったらいいなと思っていて、自分の得点になってそこは良かった。交代で入る前は0-4でしたけど、本当に得点差は関係なく、これからプレミアとかに関わっていくためには、ここで結果を残さないと自分の価値を示す場所がないと思っていました。
この前の練習で三木(隆司U-18監督)さんと話して、本当にこのままじゃ自分がダメだなと思って、今週から変えていくしかないと思っていました。Jリーグユースでもメンバーに入れなくて、自分の課題が明確になっていなくて、どう直したらいいのか分からなかった中で、いろいろとコーチに聞いて、特に右足の質を上げていかないといけないと分かったので、そこはしっかりと井口さんに協力してもらって練習をしています。
クラブユースでは1年生の(千賀)翔大郎とか(恒吉)良真とかメンバーに入って、自分の悔しい気持ちを感じているので、日々の練習からもう一度上げてやっていきたいと思います」

石田翔琉

最前線からのチェイスを絶やさない、グランパスユースの伝統を引き継ぐ石田翔琉

「前半に3失点して、後半も立ち上がりに1点を失って、前線からのアクションが失点をするにつれて減っていると感じていたので、自分が入ったら追いかけようと思っていました。そこは自分の武器でも特長でもあるので、まだまだですけど、ちょっとはできたのかなと思っています。自分はグランパスに来てから、歴代のFW(真鍋)隼人くんだったり遠山(湧人)くんだったりを見ていて、本当にこういう選手が感動を与えてくれるんだと思って、ずっと目標としています。そういう何度でもボールを追いかける姿勢は、自分のストロングとしてやり続けたいなと思っています。今日は負けてしまいましたけど、こういうつらい経験を乗り越えて勝てれば自分たちの自信になると思うので、地道に結果が出るまでやり続けていこうと思っています。良真や翔大郎がAチームでデビューしたのは自分たちにとってすごく刺激になっています。でも自分の今の状態だとAに上がっても何ができるのか、まだ自分の中では自信がないので、このプリンスで結果を出して、自信を持ってAに上がれるように頑張っていきたいと思います」

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