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欠陥品《エッセイ》


明け方から熱があり、徐々に上がってきていた昼間。
今は少しだけ落ち着いているが、まだ身体も怠く頭も痛い。
気分は、最低な状態だ。
鬱が酷い。
ある一人の人物が通り過ぎる。その度に私は抹消する。
二度と見たくない、関わりたくない。
出来るなら、私達の傍から離れて欲しい。

絆は壊せない。愛は奪えない。


一歩進んで、三歩も四歩も下がってしまった。
正直理解されない気持ちに、今は支配されて悲しみで塞がれている。

明日、私は呼吸をしているだろうか。

夜中、諦めが襲う日がある。
もう終わりにしても良いんじゃないか。
枕を涙で濡らし、幾度となく諦めかけた。

私はどうして生まれて来たのだろう。
人より劣った頭脳と、思考と理解力しか持ち合わせずに。
挙句、精神疾患まで。

生まれついての欠陥品。

望んで生まれた訳じゃない。
それなのに責められ馬鹿にされ、見下されながら生きていくの?

私の運命なんかない…。
あるのは暗闇だけ。


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