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【展覧会レポ】港区美術館探訪編〜大倉集古館/泉屋博古館分館

こんばんは、whipです。

今日は、ほんとはGWに来ようと思っていたのに、気づけば5月も後半になっていて、ようやく訪れた2つの美術館についてレポを書いていきます!

【大倉集古館】

撮影:著者

ここは本当に日本か?!しかも都心の中心か?!そんな風に思わせてくれる建物が特徴的な大倉集古館に初めて行ってきました。

大倉集古館は、ホテルオークラでもお馴染みの大倉財閥の、大倉喜八郎さんが集めた収蔵品を展示する美術館。主に日本や東洋の古美術品を中心に展示されています。当時の姿は残念ながら残っていませんが、日本で初めての私立美術館だったようです。

撮影:著者

館内は撮影できませんでしが、古代中国を思わせる建築のは地下を含めた3階構造になっていて、思ったよりも広々としている印象でした。

現在は、「人のすがた、人の思い」展を5月29日まで開催しています。

◆公式サイト

当時の人々の暮らしを垣間見られるような人々の姿に焦点を当てています。現代で言うところの観光ガイドブックや、メイク雑誌など、今の私達の生活には普通の代物が実は当時からあったのだと驚きました。もちろん写真はないので、全て絵です。そして文字。ぎっしりとイラストとテキストが小さな紙の冊子に凝縮されていたんですね。当時の人々はどんな思いで読んでいたのでしょうか。そんな視点で観てみても楽しいと思います。

眉毛の書き方、当時でみての古美術の鑑定書など、じっくりみてみると面白い品ばかりでした。当時の人々も今の私達となんら変わらなかったんですね!

ぜひ地下一階の常設コーナーにある大倉集古館についての映像もご覧になってください!施設の歴史や、リニューアルオープンのことを知ることができますよ。


【泉屋博古館分館】

撮影:著者

2つ目は、大倉集古館から少し歩いたところにある泉屋博古館分館です。こちらは実は3月にリニューアルオープンしたばかりのホットスポットなんです!

現在はリニューアル企画展の第二弾「光陰礼讃」展を開催しています。

◆公式サイト

住友春翠は現在の住友グループの基礎を築いた人物。彼がモネの作品を2点購入したことからコレクションの収集が始まりました。本展ではどのようにして19世紀前後の西洋絵画やそれらに影響を受けた日本の洋画家らの作品が収集されたのかを知ることができます。

ここまで日本の洋画家作品を列挙して鑑賞できたのは初めてかもしれません。しかも、印象派やフォービズムなどの本家西洋画家たちと同じ空間で!高まりますよね!!誰が誰に影響を受けたのか、それと同時に当時を生きた春翠たちの収集物語を知ることができる。まさにドラマです(笑)!

リニューアルオープンして、展示室の数が増えただけでなく、雰囲気も格段にグレードアップしたように感じました。

展覧会は7月31日まで開催してますのでぜひ訪れてみてください。


今回は、場所も近く、そしてコレクションという性格でも類似している2つの美術館をご紹介しました。ぜひ休日に、絵画の世界へ旅立ってみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※執筆にあたりサイトやチラシ、解説パネルや動画を参照しています。

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