見出し画像

【展覧会レポ】琳派と印象派 東西文化が生んだ美術

皆さん、お久しぶりです。

緊急事態宣言中に訪れた美術館などはレポ投稿を自粛していたので、後追いで紹介をさせていただきます。既に展覧会が終了していて残念です・・・。

1本目は、アーティゾン美術館で1月まで開催していた「琳派と印象派展」です。

この展覧会は、日本と西欧圏の美術を独自の視点で比較しながら観ていく、とても面白い内容でした。「風神雷神図屛風」で有名な俵屋宗達、植物や流水紋様が特徴的な尾形光琳を中心とした日本の『琳派』。一方ほぼ同時期のフランスでは、モネやマネ、ドガ、ルノワール、セザンヌによる『印象派』が芽生えていました。二つの国で共通する「都市美術」に着眼点を置き、東西美術の魅力を再考していく展覧会でした。

植物の描き方、水の波紋の描き方、師匠へのリスペクト作品、様々な共通点から日本の『琳派』とフランスの『印象派』を紐解いていきます。

コロナで自宅待機となり、『美術検定』の受験をして以来、それまであまり興味関心のなかった日本美術の魅力を自分の中で再発見していました。

それだけに、この展覧会で酒井抱一や尾形光琳などの様々な作品に触れることができ、とても感動しました。また、展覧会の冒頭に展示されている「洛中洛外図屏風」も圧巻で、京都の街並みを本当に細部まで描いている傑作と言われる意味が体感できました。

残念ながら、本展覧会は会期を終了してしまいましたが、次回は秋に開催予定の『モネ展』を楽しみに待ちたいと思います。(会期が延期していてショックでした・・・)

https://www.artizon.museum/exhibition_sp/monet/

最期まで読んでいただき、ありがとうございます。

※公式サイトやチラシの内容を参照しています。


Wup

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?