【展覧会レポ】阿弥陀如来 浄土への憧れ @ 根津美術館
こんにちは、現在、根津美術館で開催中の「阿弥陀如来」展に行ってきました!
梅雨はどこへ?というくらいの夏日和でしたが、庭園の散歩は夏風に揺られ、とても気持ちが良かったです。
【極楽浄土】
極楽浄土とは、仏教における安息の地、苦しみのない世界を指します。まさに人々の憧れの地です。インドで生まれた仏教は、中国や朝鮮を通じて日本に伝わりました。日本には古来から神道という八百万の神々を信仰する風習がありましたが、仏教は時代とともにこの神道と習合(神仏習合)しながら現在の日本文化の礎をつくってきたのです。
本特別展では、当時の人々が浄土への憧れをどのように信仰していたのかを阿弥陀如来の姿を通じて紹介していきます。
ちなみに、【如来】とは、仏の中で最高位の存在。悟りをひらいた姿です。【菩薩】は、自らも悟ることを目指す修行中の身の存在です。
本特別展では、如来や菩薩が多く登場しますので、ぜひそれぞれの立ち位置や役割を理解するとより楽しめると思います。
個人的には、朝鮮の高麗の阿弥陀如来と日本の阿弥陀如来の比較が面白かったです。また、『山越阿弥陀図』というジャンルも初めて観ました!インパクトのある一品なのでぜひ会場でチェックしてみてください。
【夏の根津美術館】
その他にも常設展として、青銅器や陶器、茶具の展示もあります。陶器では舶来陶器として阿蘭陀陶器が紹介されています。鮮やかなデザインがとても素敵でした。茶具のコーナーでは、6月の梅雨時期に合わせた風情の感じられる茶具の展示が行われています。静寂の中で感じる茶室の雰囲気をぜひ体感してみてください。
根津美術館の魅力はなんといっても、展示鑑賞後の庭園散策です!
当日は見事な夏日で最高の写真が撮れました!ぜひ夏の根津美術館で展示とともにゆっくりと時間が流れる庭園散策も楽しんでみてはいかがでしょうか。
◆公式サイト
特別展は7月3日まで開催中です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※執筆にあたり、公式サイトやチラシ、解説パネルなどを参照しています。
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