休職

結局、2つある仕事のうちのひとつを休職することにした。

突然なぜだか起き上がれなくなり、と以前書いたが、たぶん理由は先日5年ぶりぐらいに知り合いと飲みに行ったことだと思う。
みんな日本語教師をしている人たちだが、確実にキャリアアップをしている様子だった。
一方の私は?日本語教師という仕事を始めて8年になる。もう中堅もいい所だが、受身形も満足に教えられない。
私は何をしていたんだろう?年月以外に何か変わったのか?

そう思ったら、日本語教育で生きていることにずんと恐怖が押し寄せてきた。
私は頑張っていると思う。でも頑張っているけど、成長していない。それって頑張ってることになるのか?というか、頑張るって何だ?無理をする、と何が違うんだ?今私は無理をしているんじゃないか?

そんなことを考えているうちに、仕事中に頭痛がひどくなったり、朝晩涙が出るように。
医者に相談したら、「根詰めすぎ。一旦休んだほうがいい」とのことで、休職を決めた。

日本語学校はそのままクビになってしまうんだろうなと思っていたが、ありがたいことに「休職」にしてくれた。すくなくとも3月末までは仕事がぐんと減る。

そんな中で、『違国日記』の最新刊を読んだ。正直、泣いてしまった。朝の思っていることがわかりすぎることに。
私には何もない。
何もない。
何もない。
私はいつまでこうしていられるのだろう。
18歳の朝が悩んでいることに、30歳の自分が共感できてしまうことも辛かった。やっぱり私は、青春時代に経験すべきことを通らずに大人の年齢になってしまったんだろう。

なーんてもやもやしていたら、体調を崩す前に応募していた仕事に採用された。子どもの日本語教育である。
1年間子どもへの日本語教育を実践して、そこから子ども、ユース支援に転職出来たらいいなと思う。

将来に希望がないわけではないが、将来を考えると頭痛がしてくるので、やっぱりこのぐらいまで。

(しあん)

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