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2017年11月 BabySitter /

 いつものようにYoutubeをディグっていた時にたまたま出会って、イントロを聴いて「おぉっ!」ってなって、PVをフルで見た。BabySitterというガールズバンドの『ボクのうた』という曲との出会いはこんな感じだった。

 つくづく自分でも、34歳なのになんて現代っ子的な出会い方だろうと思う。とは言え「気になったらすぐに検索」がモットーなので、色々調べてみたらなんと本誌を作ってるライブハウスEGGMANで明日ライブ(10月15日のレコ発)があるというではないか!という奇跡が起き(ほんとに偶然なんですよ!)翌日観に行った。

 すでにフロアはファンでいっぱいに埋め尽くされていて、ライブ中の盛り上がりもすごかった。本人達の演奏も迫力があったし、何より本人達を含めて会場全体が楽しそうだった。

 このレコ発ライブの「レコ」がまさに冒頭の『ボクのうた』を表題曲とした3曲入りのCDで、ライブ会場で買って帰宅してすぐに聴いたのだが、なんとまあ完成度の高い事!しかもどれも超グッドメロディでエモーショナルで、ここぞという時のコード進行がニクい。それに作詞作曲はGt/VoのYUIがしてるという事も知って、このバンドの底力を感じた。ともすれば、おそらく20歳前後で見た目にも可愛らしい彼女達なので、アー写の見た目だけで明るく楽しいポップバンドと思われてしまうかもしれないが、この3曲で言えば『ボクのうた』は超絶切ないメロディで疾走感もありながら、全体的に壮大さを感じさせるし、『Change』は演奏のドライブ感が気持ち良く(特にベースの演奏が良い!)、ふつふつと持ち上がる感情をうまく昇華しているし、『bpm89』はその名の通りのミドルテンポで、この若さのガールズバンドでこのテンポでここまでの完成度なのが凄いし、このバンドの末恐ろしさはこの曲に現れているとも思う。

 とにかくこの先が楽しみすぎるバンドです。ファンの方に比べたら私なんて気付くのが遅過ぎるのですが、聴いたことないっていう人は早めに聴いておくことをオススメします。

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