見出し画像

2019年11月 THE METERS / The Complete Albums

 先日たまたま建築家の堀部安嗣さんという方のトークイベント『堀部安嗣 音楽(ドラム)を語る』に参加した。そもそもこの方を知らずに参加した自分の不勉強は恥ずべきなのだが、このイベントにとてもハッとさせられたと同時に、何かとても共感する事が多かった。堀部安嗣さんは建築家なのだが、音楽、特にドラムがすごく好きな方で、ご自身の建築事務所にドラムを置いて、設計の合間にドラムを演奏しているとの事で、紹介する音楽も”この曲のこの部分のドラムが良いんですよね”という話が多く”そういう音楽の偏った聴き方、すごく良い!”と思った。

 音楽の聴き方って当たり前だけど人それぞれで、好きなアーティストの歌声を聴く、素晴らしいメロディーを聴く、歌詞に重きを置いて聴く等、この辺が一般的な音楽の聴き方だと思う。だけど音楽ってそれだけじゃなくて、歌の後ろで鳴ってる音、すなわち、ギター/ベース/ドラム/ピアノ/ストリングス/ホーンなどなど枚挙にいとまがないが、1つの曲を形成するものは歌だけではない、という事だ(歌の無いものも当然あるし)。そして、それら歌以外の音に耳を澄ませ始めた時、突然に音楽を聴く楽しみが目の前にパーっと広がるはずなんです。”サビが終わったあとの間奏のギターかっけー!”でもなんでもいいんです。

 今回そんなわけで全然曲やアーティストの紹介をしてませんが、、、上記のイベントで堀部さんが紹介していたバンド『THE METERS』を紹介したいです。プロフィール的なものはネットに任せるとして、このバンドは所謂ファンクバンドなのだが、やっぱり黒人のドラマーって遺伝子的に体にグルーヴが練りこんである気がするって位、体が自然と揺れてしまう。しかもリズムはかなりタイトだし跳ねてる。ちなみにこのバンドのドラムは、多くのヒップホップのトラックでもサンプリングされてます。

 こんな風にして、どんどん曲を聴く時の視点?聴点?を増やして、多くの人に音楽を深く好きになっていってほしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?