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鬱屈と解放の一月

今年こそ日記を書き、noteでも文章を公開したいと思っていましたが、一月はあっという間に過ぎました。日記を書くという目標は、スマホアプリで細々と途切れ途切れにですがスタートしています。日記に書いたことの中でのトピックスや、もう少し詳しく書いてみたことをnoteにまとめようという計画でした。とりあえず一月は終わってしまったので、日記を頼りにひと月を順に、出来事や、触れた作品などについて、振り返りたいと思います。

第一週
年が明けて、新しい気持ちでわくわくと過ごしたいところでしたが、年々年明けの感慨がなくなっています。子供の頃は、自分まで生まれ変わるような気持ちでした。もうあんな気持ちは味わえないのだと思うとさみしいです。今年の場合は、昨年中ずっと準備してきた大仕事を一月に完成させねばならなかったので、余計に晴れやかな気持ちは遠かったです。やらなくてはならないことがうまく進まず、苦しい気持ちにもなりました。一月の間中、あれこれが終わったらやりたい、やりたいことリスト2024年をちまちまと作成したり、noteで十人十色のやりたいことリストの記事を読むことが救いでした。
年末年始は、ブラッシュアップライフを見ていました。観たいと思いつつ、タイミングが合わず観られなかった作品が配信されたので、嬉しかったです。評判通り面白かったです。自分が生まれ変わったら、どんな人生を歩もうかと、つい考えました。

第二週
上記の大仕事に本格的に取り組み始め、かなりしんどい気持ちになっていました。単純な作業のしんどさに加え、スケジュール的に厳しい状態にもかかわらず、捗らない、やる気が出ないことがつらかったです。私は一つのことにしか集中できない質なので、直近でやるべきことがあると、楽しい予定などは何も入れられなくなります。かといってずっとやるべきことをやっているわけではなく、集中できずにダラダラと過ごしている時間も長い、切り替えの下手なタイプでもあります。やらなくてはならないことを苦しみながらやって、何も楽しいことがなく今日を終えることがつらく、極端ですが「何のために生きているんだろう。今死んだら浮かばれない」と思いました。つらいことのためだけに今日を使い果たしてはいけない、と思い、スケジュール帳のある日の予定に「散歩」「マニキュアを塗る」と書き、実行しました。そうすることで、ぐっと精神が回復するのを感じました。些細なことでも、楽しい予定を入れることが大事なようです。
第二週には、自分にとって喜ぶべき出来事がありました。こんなことが起これば、大きな感動や感激が得られるだろうと昔から思っていたようなことです。しかしその成果を自分の目で見ても、それほど大きな喜びは得られませんでした。自分が無感動な人間であることにがっかりしました。

第3週
大仕事が大詰めでした。諦めようかと一瞬過りましたが、諦めずに完成させたので、とても偉かったです。それが終わった翌日からは、心がゆったりとして、時間が無限にあるように錯覚しました。映画でも見ようかと、『猟奇的な彼女』を見ました。

第4週
大仕事を終えた後のゆるやかな時間の流れが、急に加速したように感じました。燃え尽き症候群なのか、まったく何事にもやる気が出ません。寝る時間は早まったのに、起きる時間は変わらず、10時間くらい眠っていたり、ぼんやりしていたら1日がすぐに終わり、特に予定もないので毎日同じ時間を繰り返しているような嫌な感じがしました。まあ、先週まで頑張ったのでよしとします。
川原泉さんの短編漫画集『空の食欲魔神』を一月の間、少しずつ読み進め、この週に読了しました。捉え所のない不思議さがあり、感想を言葉にしづらいです。
映画では、『ラブストーリー』を観ました。先週観た『猟奇的な彼女』と同じ監督だとは知らなかったのですが、たしかに同じような場面が多々あり、「韓国人ってこういうシーンや展開が本当に好きなんだな〜」と思っていました。

第5週
先週の反動か、お出かけしたい欲求が強くなり、先週の怠惰によって若干やることが溜まっているにもかかわらずお出かけしました。ギャラリーハウスマヤで開催された木内達朗さんの個展と、山種美術館で開催された「癒やしの日本美術」展に行きました。山種美術館は初めてです。日本美術の展示に行く時は、単純に絵を見て楽しむというよりも、お勉強の意識が強くなってしまいがちなのですが(好みの範囲が狭いので)、今回はそれを忘れて楽しめたのがよかったです。平成や昭和後期に制作の作品に好みのもの多く、知らなかった画家の名前を知れました。
映画では『YARN 人生を彩る糸』と『ラ・ジュテ』を観ました。

振り返るといろいろなことがあったような、そうでもないような。とにかくがんばりました。観た作品については個別にまとめたいなと思っています。

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