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これは経費で落ちません!経理部の森若さん10_20230504

某国営放送で多部未華子さん主演でドラマ化もされた「経理部の森若さん」シリーズ、ラノベ感覚で原作を読み始めたシリーズもvol.10まできました。

老舗中堅石鹸メーカーの経理部に勤める主人公の森若さんのお仕事小説、今回は国税の税務調査が会社に入っててんやわんや、かつ秘密の社内恋愛の恋人からプロポーズされて困惑する様が綴られてます。

合併前の消滅会社の杜撰な経理や役員の私的流用なんかがターゲットになってますが、国税にお土産持たせて帰らせるあたりがリアリティがある感じで。

実際の仕事でも、そろそろ税務調査くるかもーなんて言いながら会計処理の是非について話したりしますが、この小説にある通り、基本あの方たち(税務署)は見せしめ的な警察感覚ではなく、税金という名の商品を売る=穴を見つけて取れるところから取る営業的な感覚なんでしょうね。

だから、相手に勝つために穴のない完璧さを求めることには意味がなく(個人事業主でもない限り無理)、どれだけ相手にハナを持たせることが大事なのかなぁと思いました。

じゃなきゃ、あれだけ複雑なルール制定しないですわね、ベースの法律だけでなく山のような通達で解釈論を繰り返す連中ですから。

そういやもう直ぐインボイスも施行されますし、電子帳票も完全施行になるし、国税による国税のための制度改変にお付き合いする会社と経理部門の皆さまのご苦労に頭が下がりますね。

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