名探偵の生まれる夜 大正謎百景_20230305
「むかしむかしあるところに、死体がありました」とか「謎解きジパング」の作者、青柳碧人氏の新作を読みました。
氏の作品、毎回読む度に中身がないとかつまらんとかあまり芳しくない読後感なんですが、装丁とかタイトルとかで借りてしまうんですよね…
今回もそんなノリで借りてしまいました。
今回は、大正時代を舞台に文豪やら歌人やらが出てくる短編集、面白い作品もありましたが、だいたいいつもと同じ読後感でした。
ですが、最後の「姉さま人形八景」は、そこまでの短編の登場人物も絡めながら奇妙な繋がりを山下清の作品でキレイにまとめられていた、とても良い作品でした。
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