高校事変16_20230825
半グレテロリスト集団のボスの娘がありえない知識と武闘で戦いまくるバイオレンスシリーズである「高校事変」。
シリーズ13から六女瑠那をヒロインとしてスタートした新章ですが、つい先月に出たばかりの最新刊、シリーズ16を読了。
我が宮田村にはこのシリーズを愛読されている方がいるらしく、読み終わると図書館に寄贈してくれているようです…ありがたやー
前作では、夏期の巫女学校での暗殺騒ぎから戻ったヒロインの前に、ヒロインに撃たれて死んだはずの闇堕ちしたお嬢様が戻ってきたところで終わりました。
結局、血糊弾で撃ったから死んでなかったようです。
今作では、敵対している謎の組織「EL累次体」によりヒロインたちが通う学校を含む全国の学校に仕掛けられたプラスチック爆弾を防ぐところから始まり、次は宇宙に飛ぶはずのロケットが学校に飛んでくるのを防ぎ、挙げ句には中国が極秘に打ち上げた核爆弾搭載の人工衛星まで登場します。
しかも、その人工衛星をウクライナに落とし第三次世界大戦を引き起こそうとする始末。
それに対抗するために、ヒロインが731部隊ばりに細菌兵器にまで手を出して、もう手に負えない感じですが、最後はちゃんと騒動に片が付いてアオハルかよという水戸黄門展開で終わりました。
これまで、シリーズ12までのヒロインだった次女は大学生になったこともありちょこっとだけしか登場しませんでしたが、今回は六女を手助けする役回りで多少登場。
なんなら最後は、女子高生の制服まで着て六女に会いにきて、今後の展開で積極的に関わる感じを匂わせつつ終わったました。
それにしても、毎回ヒロインたちに逆転を許し、情けない状態になる謎の組織「EL累次体」。
今回は、中国から伝説の女軍人ばーさんがやってきて色々威勢よくやってましたが、最後は地下に閉じ込められ、仲間に助けられて逃走してました。
その姿に、タイムボカンシリーズの三悪トリオをイメージしてしまいますが、この先もどんな感じで成敗されるのかが楽しみです。
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