スパーキングッ!
これは紀行文である。日々の日記から抜粋したようなものである。自分にそう言い聞かせるのである。何かを書くのだ!自分よ!
父の海外赴任先へ勢いだけで飛んできて早2週間が過ぎようとしている。平日は街に出て数時間散策し食材を買って帰るような感じの日々である。その散策がなかなかに楽しい。まあまあな都市に滞在しているからセンター街は結構賑わっているし、名所も多々あるのでそんなに退屈しないし新鮮に感じられる。家から徒歩で行ける範囲に城と聖堂があるのですが、やっぱテンション上がるね。ドアとか庭とかリアルハリポッターだ!が正直な感想です。写真を撮るんやけどうまくは撮れてないです。この新鮮な気持ちがいつまで続くのかなという気持ちもなくはない。
この土日に首都まで行った。父の運転で。首都まで600km近くあるが高速道路で行くと2時間で着く。海外の高速道路ってみんな140km/hとか普通らしく、ビュンビュンでした。道中特に話すこともなかったのだが、唐突にこれからどうするのかと聞かれた。将来的な話。ぼやっとしているままを伝えた。肯定するでもなく否定するでもなく「へえ」というだけだった。
父親が私にあまり怒らなくなってからはいつもそんな感じだった。いや、DVとかじゃなくね、普通に自分がガキで怒られてたときがあったんですよ。小学高学年くらいまでは。そこからはもう大人だろという感じで、以前までも放任だったがこの頃からより放任になった気がしていた。そして海外赴任が決まり、年に2回しか家に帰ってこなくなった。この頃からだ。父親との距離を感じ、彼のことを全然知らないのだと気づいた。まあこんな大袈裟に言っても普通子供は親のことをあんまり知らないのが普通かもしれない。自分と父の思い出は、自分が豆腐メンタルで今よりふにゃふにゃで「やるならちゃんとやれ」と何度も喝を入れられ、それが当時は怖かったし嫌だったことである。クソ怒るクソ親父だと思っていた。いや、思い出して小さいことでビビってたなと思うけど、こうして文字にすると自分の小さい頃ってクソほど情けねえええええええ。まあ、その思い出で止まっていた父との関わりを振り返ったときに「あいつのこと知らないまま大人になるのいややな〜」と感じてしまった。海外に赴任して7年が過ぎて何も知らないままここまできた。 よし、あいつのところに行ってみよう。そんで話をしてみよう。 これがこの滞在の小さな目的なのである。
待ってくれ。文字に起こしたら自分てファザコン?客観的視座を持つのも大事なことだよなああああ。しかしここで書いておきたいのは自分は彼に興味があるのである。父としてではなく、人として。いいなと思う友達を知ろうとするような感じ。
父親観察する前に友達作れよな。
テキストが父のことで埋まってしまうのは我慢ならんので首都観光のことを綴ろう。
夕方に着いたプラハはもう日が沈みそうで街灯の灯りが灯り始めていた。夜ご飯の前に時間があったので、次の日も観光する予定の旧市街の方へ足を運んだ。空の深い青色が中世の街並みに映えていてとっても綺麗でしたよ!さすが首都で人は夕方といえどかなり多い。マジっでみーーーーんなマスクしてない。密度も高いしこれは市中感染するだろ!!!と僕は思いました。
ちょっとぶらぶらした後に晩御飯を食べた。ちなみに日本食である。美味しかったあああ
ホテルの部屋に戻ったら花札をした。持参花札。大好きか。 説明しよう!!私の家族は皆花札が大好きなのであ〜る!もしうちに来たら花札を知っていると勝負を仕掛けられるぞ!
「オマエハナフダシッテル??ヨシ!ナラショウブダ!」
相手は猪鹿蝶を繰り出した!
自分家でやってるルールはこいこいではありません。四光とかちょっと役の名前が違います。鉄砲とか松桐坊主とかの役がある六百間というルールです。面白いよ!麻雀より覚える役少ないしね!
次の日はプラハ城からカレル橋を通り旧市街地を観光しました。ゴシック様式の城で細かい装飾が施されていました。 それくらいしかわかりません!陳謝!
ぷらぷら歩いてるとティーン教会の近くに展示館がありました。ダリとミュシャとウォーホルの3人の画家のギャラリー。かなり広い感じだったのでミュシャの階のチケットを購入し中に入りました。 よかった。芸術とか何もわからない某ですがミュシャの絵画自体は知ってたので飲み込みやすい感じがしました。ミュシャはこの国で生まれたけど、ここでは認められずにパリで絵かきをしていたところ才能が買われ劇場のポスターやポストカードの挿絵を描いてたらしい。一つ賢くなったね!教養って感じがするよね。絵画って。
そこで誰かのお土産にと思ってミュシャの絵柄が描かれたトランプを買ったんやけど、気になり過ぎて開けてしまいました。自分のお土産になりました。ちなみにめっちゃいいぞ。ふははは。そこでもっとミュシャのお土産買えばよかったですねえええ。また機会があればダリとウォーホルのギャラリーにも見てみたいです。
長くなったし、あんまり観光のこと書いてないし、駄文だし。
これは日記なのだからきっと問題ないですね。
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