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ロースクールを選んだ基準その1

こんばんは。

今回は進路選択関連の記事です。

これから法科大学院への進学を検討される学部生・社会人の方々の参考になればと、思い付きではありますが記事にしてみました。

長くなりそうなので2回に分け、今日は私の法科大学院入試の合否、次回の記事で進路選択の話を書かせていただきます。

①受験時のステータス

法科大学院受験時のステータスは以下の通りです。後輩向けにデータをまとめていたのですが、最近フォルダ整理をして削除してしまったので若干うろ覚えですすみません。

(1)換算GPA:3.65くらい(換算前は3超えるくらい、上限4)

指定校推薦で早稲田の法学部に入学したため、成績不良だと推薦校(卒業した高校)に警告文が行くので成績はほんとにとってと高校から言われていたのと(実際に指定校推薦志願した時に警告文見せてもらったけどなかなかだった)、実力のある友人と勉強したり、サークル同期に勉強を教える関係で必修などはそれなりに勉強しており、GPAは高水準を目指すようにしていました。民間への就活とか考える際にもこのような成績の数字は高い方がいいと思っていましたし。

法科大学院進学を決めたときに、GPAでの足切りがあるという話を伺っており、結果的にGPAは取っておいてよかったかなと思います。

当時先輩方の話を聞いた感じ、換算後3.2を超えていれば私大ローの書類選考(1次選抜)はよほどのことがない限り大丈夫で、東大ローも換算後3.3~3.4が通過水準みたいです(数年前の情報なので、現在は変化しているかもしれませんので、この点が気になる方々は直近のロー受験者に尋ねてみてください)

※GPAの換算については、参考までに中大ローの入学者選抜資料を参考までに載せておきます。概ね他のロースクールもこんな計算方法だと思います。早稲田も80点以上の科目の修得割合を書かせてきます。


(2)適性試験スコア:199

今はなき試験なので触れるのはやめときます。

これ復活すんのかな。いやないな。

思い出される秋刀魚とサバの論争(わかる人にはわかる)


(3)TOEIC:600超えるくらい。

国立ローの出願でTOEICの提出が必須であったため、急ごしらえで受験しました(一夜漬けで適当に対策して受けたレベル)。

当時は適性試験が法科大学院受験生共通の指標としてあったので、TOEICの比重はそんなに大きくなかったと思いますが、現在適性試験は実施されていないので、昔に比べてTOEICのスコアはより要求されているのかもしれません(詳しいことはわかりませんが)。

②受験したロースクール

受験したのはすべて既修のみです。

受験料高かったのと、周りの話を聞く感じゼミ同期も既修オンリーで突っ込む感じで話してたのでそれも踏まえて既修で出しました。

(ア)中大ロー

受験慣れと、先輩から中大ローは通過しやすいよっていう話を受けていたので受けました。

試験概要はこんな感じ。

問題は刑法と民法が難しかった印象があります。

あとポケ六もらえました。

(イ)早稲田ロー

母校なので受けました。

試験時間割はこんな感じ

刑法の一行問題が特徴です。

あと、民法>刑法>憲法=民訴=刑訴の順で配点の傾斜がかかってます。

なお2022年度入学者選抜から商法が試験科目に追加されるようなので受験生の方はお気をつけて。

デイリー六法が配布されます。

(ウ)慶應ロー

ゼミの先生が慶應なので受けました。

受験計画的な話をいえば慶應は私大の最難関だと思っていたので、慶應の合否を踏まえて東大ロー突っ込むかどうか決めようと考え、その意味でも受験していました。

試験概要はこんな感じ。

入試の特徴としては、[憲法・刑法]、[民法・商法]、[民訴・刑訴]の3コマ構成です。

配布六法は法科大学院試験六法です。司法試験六法の縮小版みたいなもんです。個人的にこの六法文字大きいし使いやすかった。

(エ)東大ロー

後述する慶應の結果を踏まえ、受験しました。

国立を東大に絞ったのは、当時添削を受けていた先生が東大ロー出身だったことから、その話を受けて大きく影響を受けたことと、No1の環境だと思っていたのが東大だったので、そこで学びたいという思いがあったためです。

特徴としては、まず行政法が試験科目にあります。

また、公法系・民事系・刑事系という括りで出題され、系別の各科目の融合問題のような形式で出題されます。

また、試験時間割も年ごとに入れ替わります。

試験六法はポケット六法でした。

③入試結果

(ア)中大ロー(既修)

合格・半額免除

慶應の入試中に発表されました。とりあえず滑り止めは効きそうと思った記憶。

(イ)早稲田ロー(既修)

合格・全額免除

入試の段階で訴訟法が手ごたえあったので受かったかなという感触はありました。

免除については、私より入試成績が10点くらい高かったゼミ同期が半額免除だったので、ゼミの教授の推薦状(いいこと書いてくれてた)と、GPAが大きく影響したと思います。

(ウ)慶應ロー(既修)

合格・免除なし

受験中に手ごたえを感じず、落ちたかなと思ってました。

合格ってでたときは驚きました。

(エ)東大ロー(既修)

不合格

私大入試後、若干入試のモチベーションが下がり、モチベーションが上がりきらないまま受験しました。民事系で訴訟法がでないわ読んでいない会社法判例ががっつり出題+刑事系でやってない範囲がでたなどもあってこれは終わったかなと思っていたので妥当といえば妥当でした。

でもまあ唯一落ちた試験だったので、悔しさはありました。


というわけで、早慶中が進路候補となるわけです。

選択の経緯は次回書きます。

では。

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