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SS 星屑ドライブ #毎週ショートショートnoteの応募用
学校の帰り道に、僕はぼんやりと夜空を見ると、星が笑っている。
「錯覚? 」
「天体オタク!」
いじめっ子が僕を突き飛ばす。天文ファンの雑誌が落ちる。悲しいよりも天文が好きな事を否定される方がキツイ。親から馬鹿にするみたいに、学者にでもなるの?と言われた。
「なんで星を嫌うのかな?」
「星はいいよね」
ふりむくと同い年の男の子が立っていた。彼も星が好きなのかな?話をしていると、星雲の事や木星の衛星の事を詳しく知っている。
「じゃあ僕はここで帰るね」
楽しい時間はすぐに終わる、家の前まで来ると彼は手を振って、空に昇った。僕はぼんやりと彼を見守ると家に入る。
「宇宙人かな? 」
クスクスと笑いながら、お風呂に入る。
「星屑ドライブは楽しかったかい? 」
同僚が俺を見て笑う。
「まだ星間文明に達していないからな、一人でも多く宇宙に興味を持って欲しい」
監視役の二人は青い地球を見守っている。
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