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美しさの秘訣は肩甲骨

顔立ちなど大した要素ではない

先日ミスコン世界大会出場経験のある友人と話す機会があった。つまり私と一緒にミスコンに出場した女性だ。

「詩織ちゃん、本当に美人になったね」

そう言いながら、また同時に彼女は、

「あの時の詩織ちゃん本当に暗かった」

とも言った。

「私、(数年前に)初めて詩織ちゃんを見た時『きれいな顔をした子だな』って思ってたの。でも詩織ちゃん周りから見ても不思議なくらい暗いオーラをまとってて」

あの時の私を振り返った上で、彼女の世界大会での経験を語ってくれる。

「世界大会に出てくるような女の子たちって、本当にいろんな経験をしてるのね。彼女たちの経験が彼女たちを美しくしたのだと思う」

世界大会で世界レベルの美女たちについて、彼女はそう解釈していた。

そして、

「顔立ちなんて、本当の人間の美しさを構成する要素の中でも微々たるものなんだよね」

と言った。

相当、相当、相当、相当歪んだ解釈をすれば、ミスコンに出場していた当時の私がいかにブスだったかということになる。(実際にはもちろんそんな解釈はしていない)

事実、あの頃の自分を振り返ってみても、自分のことをブスだったとしか言いようがない。いつもミスコンの講座の教室の隅っこで小さく肩を丸めて縮こまっていただけだった。

両手を体の前で組み、「もじもじポーズ」をいつもとっていた。肩甲骨は丸まっており、目線は下の方ばかりをみていた。

あの暗さは周囲も相当迷惑したと思う。

あの頃の私は本当にブスだった。

ステージ上のポージング

ミスコンの講座では、ステージ上での立ち居振る舞いについても教わった。

「女の子の品評会じゃないんだよ」

運営を統括するディレクターは私たちに言った。

「ステージ上では堂々と振る舞うことが鉄則。自信のなさを出しちゃだめ。どんなに自信がなくても、あるように見せる」

そしてステージ上で自信があるように見せるための姿勢を教えてくれた。

多くの人が「ミスコンポーズ」と聞いて思い浮かべるのが、脚を肩幅に開き、片方に重心を乗せ、両手ないしは片手を腰に当てるポーズかと思う。あるいは正面から見た時に脚が重なってまっすぐ一本に見えるポーズかもしれない。

感な感じのポーズ↓

脚を開くか開かないかは別として、腰に手を当てるポーズは日常の中では自分を大きく見せるためのポーズとして知られている。時に相手を威嚇する時のポーズとも言える。

ステージ上での印象を良くするためには、腰に当てた手の形を意識する。手首を落として指先を整えるだけでも、上品かつ自信のある女性を演出できる。

そしてステージ上で重要になってくるのは肩の開き方だ。肩が上がっていると緊張しているのが相手に伝わってしまう。だから肩は必ず落とす。

猫背などもっての他。胸を張るのは鉄則だ。自然肩甲骨は背中でよせられ、鎖骨が開くポーズとなる。

これがステージ上でのポージングの基礎だ。以上のことを意識すると、ステージ上で「美しい女性」を演出できる。

これは当然日常の中でも言えることだ。

肩甲骨で美人度はアップする

「あの人オーラがあるよね」

素敵な人を見た時に、そう囁いた経験がある人は多いかもしれない。

一説によるとその「オーラ」とは鎖骨から出ているらしい。鎖骨が開いた姿勢をしている人は「オーラ全開」ということだ。

鎖骨を開く、そのために肩を落として肩甲骨を寄せる。こうすることで「オーラのある人」になれる。

先のミスコンの世界大会に出場した女性は、「顔立ちなんて美しさを構成する要素の中でも微々たるものでしかない」と言った。

そこに僭越ながらあえて私が付け加えるのであれば、「美しさを作るのは肩甲骨だ」と言う。

日常の中で肩を落として肩甲骨を寄せるだけでも、美人度はかなり上がる。

ミスコンを終えてから、私は整形をしたわけではない。今の顔立ちは生まれ持ったものだ。それで「美人に『なった』」と言われるのであれば、それは顔立ち以外の別の要素がかかわっていることになる。

あの時の私と今の私。決定的に違うのは肩甲骨だろう。今の私の肩甲骨はあの時のように丸まってはいない。

生まれ持った顔立ちを気にするよりも、肩甲骨を気にした方がはるかに効率的に美人になれる。


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