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WriteWith 体験会レポート

「WriteWith 顔が見える筆談アプリ」体験会を実施しました。


実施方法

● Microsoft「Suface」を参加者に貸与。
● 「WriteWith」の使用感などをzoom・UDトークを用いてインタビューを実施。

実施回数・時間
5回・90分/回

参加者
10名(5組:聴覚障害者ペア、もしくは聴覚障害者・健聴者ペア)
● 聴覚障害者7名(重度難聴5名、中等度難聴2名)
● 健聴者3名

プログラム
● 自己紹介:障害の程度や2人の関係について
● インタビュー:日常生活やコミュニケーション手段について
● 体験:「WriteWith」体験・機能説明
● インタビュー:「WriteWith」感想や要望
● インタビュー:理想的なコミュニケーションについて


WriteWith 体験者の声


聴覚障害の有無に関わらずコミュニケーションを楽しめる


● アナログでの筆談だと必要最低限の会話になってしまうので、スタンプを送れたり、相手の顔に落書きできるなど、+αの遊びがあるのが良い。(聴覚障害者)

● 筆談では難しい「コミュニケーションのキャッチボール」を楽しむことができた。(聴覚障害者)

● 初対面の聴覚障害者同士や聴覚障害者と健聴者が、はじめてコミュニケーション取る時に、WriteWithは良いツールになりそう。(健聴者)

● 遠くにいる聾学校の友達やOG・OBとの交流にWriteWithを使ってみたい!(聴覚障害者)

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相手の表情から感情が伝わってくる

● 筆談している時は相手が書き終わるのを待っている必要があるが、WriteWithは書いている時も相手の表情を見ることができるのが良い。(聴覚障害者)
 
● 紙の場合、相手が下を向いて書き終わるのを待ち続けなくてはいけないが、WriteWithなら書いている時も相手の表情が読み取れるのが良い。(健聴者)
 
● 音声だと声のトーンや口調などで相手の感情を読み取れるが、筆談だと難しい。WriteWithだと相手が何かを書こうとしているのか、何を考えているのかが伝わってくるので、自分も不安にならない。(健聴者)

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さまざまな仕掛けが会話を促進させる

【 感情認識 】
● 自分の表情に合わせて顔アイコンの表情が変わるので、自分もつられて色んな表情になった。(聴覚障害者)
● 自分が笑顔になると、相手も笑顔にしようとするやりとりが楽しかった。相手の顔がハートマークになると嬉しい。(聴覚障害者)

【 文字認識スタンプ 】
● 筆談は書いてお終いだが、何気なく書いた言葉がスタンプとして表示されると、会話がその先につながっていくところが良い。(聴覚障害者)
● 何気なく書いた言葉がスタンプとして表示されると、いろいろなバラエティで自分の感情を伝えられる。(健聴者)

【 落書き 】
● 相手に落書きができる機能は、お互いの距離を縮めるのに役立ちそう。(健聴者)

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相手や状況に合わせて手話・口話・筆談を併用できる

● カメラで相手の顔がよく見えるので、口を読みやすいし、分からない時は書いてコミュニケーションできる。(聴覚障害者)
 
● 手話でコミュニケーションしていて、手話で分からない単語が出てきた時に、筆談ですぐにカバーできるのが良い。(聴覚障害者)

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健聴者に「わからない」と素直に言える

● 手話や口話で相手が何を話しているか分からなかった時に、紙を出して「書いて!」やLINEで「ゴメン文章で送って!」とかは面倒で頼みづらいが、WriteWithなら簡単に書いて頼めるし、相手も面白がって教えてくれそう。(聴覚障害者)

● 健聴者の発言内容が分からなかった時に、「う~ん」というスタンプを送ったり、分からないことを伝えられるのが良い。(聴覚障害者)





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