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3月のできごと(本を発売するまで)①

今日は久しぶりの雨。雨の日は心のよどみが消されていくような気がする。そう。雨には雨のよさがある。例えば、しとしと降る雨の音。窓にぶつかる水の音。ざわざわした気持ちがすっーと消え去っていくような…そんな気がする。

私は基本的にとても元気。だけど、心は少し不安定。こんな状況だから100%元気な人なんていないだろう。せめて楽しいことを考えながら生活していきたい。たとえば、普通の生活に戻ったら何をしよう?とか。

心の不健康はすべてをストップさせてしまうから。

◇◇◇
ところで本題。「本を発売するまで」の最後の月。もう発売日は目の前までせまっている。でも、「間に合うのかな?」と少し思っていた。こんなに本を出すのってギリギリなのかと。

でも、そんな心配は一ミリも必要なかった。夜も、休みの日も、みなさん発売日に間に合うようにがんばっていた。編集者さんも先生も、ものすごく忙しいスケジュールの中、間に合わせてくださったらしい。

※たまたま作った簡単レシピ。とてもおいしかった。

◇◇◇
3月初旬:ほぼ出来上がっているらしい。ただ、まだ情報が足りない。それに私が書いた文章でわかりにくい場所もあるみたい。編集者さんから質問メールが届く。例えば、風邪(ふうじゃ)ってかぜですか?かぜとどう違うんですか?など。

こういう質問ってすごくうれしい。でも、もっと相手を満足させる答えがだせるようにしないと。もっともっと努力が必要…だと切実に思った。

数日後、荷物がとどいた。校正紙といわれる書類。紙に印刷されたものをもう一度全部チェックする。送り返す時間までが短かったけれど、何度も何度も見直した。朝はやくから夜遅くまで。

見れば見るほど、私の書いた文章はおかしいような気がする。いつもそうなんだけど。でも、よく考えたら私がそこまで直す必要はないのかもしれない。あきらかにおかしな部分だけ赤字で修正した。

◇◇◇
数日後、セミナーを受けるために、漢方スクールに行った。実は、先生を交えて一度何人かで一緒に飲みに行ったことがある。生徒のことを一番に考えている先生。スクールではすごく人気がある。

セミナーが終わったあと、いつも質問タイムを設けてくれる。先生に「実は私、漢方と薬膳の本を書いたんです。」と報告にいった。ものすごくびっくりしていた。「すごい!すごい!本持ってきた?」と。

その後いろいろ話しを聞かせてくれた。今後の執筆にもつながりそうな話。「もし、また本を書くことがあったらいつでも相談にのるよ」ともいってくれた。また、私の強い味方が増えたような気がした。

その頃は、発売前だったので先生に本を渡せなかった。そして現在。スクールは閉まっているので渡せない。郵送することも考えたけど、目の前で感想聞きたいなぁと思って。

◇◇◇
何度も何度も思ったこと。今回は、いろいろなジャンルのプロが関わっている。それは「とてもすごいことだと思います。」と編集者さんもいっていた。

私もそう思っている。どの人がひとりでも欠けたらこんなすごい本はできない。毎回、感謝の言葉を伝えながら、心で思いながら、私はこの本の文章を書いた。

漢方や薬膳のよさが伝わり、体だけでなく心の不安を少しでも解消できるといいなぁと思っている。きっとこの時期に本が発売されたのは、強い意味があると思っている。

世界中が、静まり返っている。心もどんどん落ち込んでいく。こんなとき私は、ライターとして、漢方や薬膳の知識を広める人として、なにかできることはないのかと毎日考えている。







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