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2024年3月13日 VS中日ドラゴンズ(オープン戦)の感想

◯武内夏暉
 最速154キロ、最初に出したランナーを見事に牽制でアウトにした。2回にはノーアウト3塁から三者連続三振を奪う見事な投球。3回はボール球が先行して苦しい投球になったが、ここでも牽制アウトで自身を助けることができた。4回は相手にボールを見極められ、球数が少し増える場面もあったが、3回の投球と比べると修正することができていた。味方が援護をして、少しでも楽な状況で投げてもらうことができれば、さらに良い投球ができると思う。

◯甲斐野央
 最速155キロ、ランナーがいない時は150キロに届かない球速のストレートだったが、ランナーが出た後は一気にギアを上げていた。安心して見ることができるが、相手を支配している投球とまではいかない。

◯渡邉勇太朗
 最速155キロ、154キロや155キロのストレートを投げたかと思えば、ピンチでも145キロほどしかストレートの球速が出ない場面も多かった。投球フォームというより、リリースポイントの再現性がないのだと思う。空振りが取れる球がなく、点を取られた後に明らかに気持ちが途切れたように見えた。個人的には先発よりもリリーフで1イニングを任せるほうが活躍の可能性があると思う。

◯宮澤太成
 最速150キロ、ボール球が先行してしまい、ストライクゾーンに入れば打たれる状況だったが、ノーアウト満塁になってからは開き直って、投げることができていた。抑えた時も甘いコースへの投球はあったが、四球を出すなら、打たれても良いからストライクゾーンにどんどん投げてくれたほうが良い。

◯若林楽人
 初回に四球で出塁、初球に走って見事に盗塁を成功させた。スライディングをしてもスピードが落ちず、見ていてワクワクする。

◯炭谷銀仁朗
 炭谷選手らしい右打ちで先制のタイムリーヒットを放つ。外野がホームに送球をする間に2塁へ進塁した走塁も見事だった。守備では武内投手の良いところを引き出すリードを見せていた。基本的には古賀選手を軸にシーズンを戦うと思うが、炭谷選手がいるだけで捕手の層が一気に厚くなったことを実感。

◯高松渡
 代走で出場、ブランドン選手のセカンドを超えるライナー性の当たりですぐにスタートを切れずに1塁から3塁へ行けなかった。打球の角度、セカンドのポジションを考えれば、すぐにスタートを切ってほしかった。その後、セカンドへの悪送球の間に三塁へ素晴らしい進塁。その後、モンテル選手のファーストゴロでなぜかスタートを切らずに生還できなかった。脚はめちゃくちゃ速いが、打球判断と状況判断が非常に悪い。

◯元山飛優
 途中出場から決勝打となる犠牲フライを放つ。外野フライを打ってほしいところでしっかり打てるのが素晴らしい。

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