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統合失調症のあなたに伝えたい、3つのこと

このnoteを開いていただきありがとうございます。
新しいことに挑戦する機会が多い毎日が続いており
このnoteに向かう頃にはへろへろに疲れきっていて、記事のクオリティが低くないか少し心配です。
今できる力で精一杯伝えたいことを書きました。
お読みいただけたら嬉しいです。

統合失調症のあなたに伝えたい、3つのこと

1.希望を捨てないで

もしもこの文章を読んでくださっているあなたが、統合失調症に苦しんでいたなら。わたしも苦しみましたが、あなたが苦しんでいることが、わたしと同じとは限りません。
もしかしたら回復したいけれど思うようにいかなくてつらいかもしれません
もしかしたら必死に努力されているところかもしれません
もしかしたら諦めを感じて人生に絶望しているかもしれません
安易ななぐさめがどれほど役に立たないかは、自分が体験してよくわかっています。
それでも、これだけは伝えたい。

あなたは、あなたで良いんですよ。
あなたは、一人で一人前の人間です。
自分を大事にしてください。
誰が何と言おうとも。どんな扱いをしてこようとも。
あなたはあなた一人しかいません。
世界に一人しかいない、大切なあなたなんですよ。

2.どの程度の回復で納得できるかを、自分の心と相談する

“普通の人と同じくらいお給料をもらって、同じくらいの生活の質を手に入れたい”
こんな風に考えてしまうことはあります。
けれど考えてみるとどうでしょう、「普通の収入」「普通の生活」は一体どのようなことを指しているのでしょうか? 時々ニュースなどで耳にする「平均年収」でしょうか?
あなたのイメージに浮かぶ「普通」はあなたの幸せですか?

「普通の人同じくらい働けるようになって」「もらった年金分を税金で返して」「人並みに年金を納めて」・・・
これらは以前わたし自身が、無意識に自分に課していた義務感です。
自分が思い込んでいただけでなく、人からも上のような言葉をかけられることがありました。
病がどんなに大変かは、人にはなかなか伝わりづらいのでしょう。
自分に優しくなれたことで、呪縛のような思いがなくなっていきました。
不幸だと嘆く人ほど、自分をいじめる思考をしています。
自分に枷をかけるほどに、幸せからは遠ざかっていくように感じます。

社会には、元気はつらつとした人を“普通”とするような空気がありますから、空気を読みがちなあなたであれば、いつになったら普通に元気に働けるのだろう、と落ち込むかもしれません。
けれど、体力があって元気な人と比較することは必要ありません。
人は本来持っているものが、それぞれ違います。
体力がある、体が強い人も居れば
体力が少なくて、線の細い人もいます。
わたし自身、病を発症する前はもっと体力があったのに、と比べてしまうことがありますが、発症後でも、日常的に運動をしていた時期はだいぶ体力が戻ったこともありますから、努力次第では違ってくるのでしょう。
けれど体力、気力が足りなくて落ち込んでいるのに、努力を強いるのは無理があります。
気力が充実している時は活動量を増やしたらいいですし
疲れを感じたらたっぷりと休めるように、予定にゆとりを持たせることが大切なのではないでしょうか。
その上であなたの幸せを感じられることを、見つけたら良いのではないでしょうか?
どの程度の回復でよしとするかは、あなた次第です。

3.心の問題と向き合うことは、避けられない

ツイッターで統合失調症の方達のつぶやきを読み、感じたことは
「心が悲鳴をあげている」
家族、恋人、近しい人が残酷な仕打ちをする
理解者が誰も居ない、孤独
わたしもそうでした。

一般的には、統合失調症の要因は遺伝的なもの、体質的なもの、ストレスなどが関わっていると言われているようですが
ツイッターでの沢山の悲痛なつぶやきを読んでからは
対人関係の悪い影響、嫌な記憶や経験が、統合失調症の発症に関わっているのではないかと考えています。
トラウマとなるような、つらい経験が引き金になっているのではないかと思っています。

わたし自身は統合失調症と診断されていましたが、解離性障害のような、多重人格障害のような現象が起こり、その時に感じたことは
生育環境の中で、わたしはいろんな自分を使い分けてきたのだ
ということでした。
心理学で言えばサブパーソナリティー、スピリチュアルの用語で言えばインナーアダルトのような存在です。
家族との衝突する中で生まれた憎しみの感情を抑圧したり
家族との衝突を避けるために大人の自分を演じたり
様々な感情を抑えて生きていました。
矛盾したいくつもの感情を調和させていくためには
自分自身の心の中で、それぞれの感情を認め、なぐさめ
折り合いをつける方向性を見つけていかなければなりません。
結果としてわたしは、内面的には家族と決別することにしました。
家族だから、期待してしまう。だから、家族だと思うことをやめました。
血縁者ですから、これからもいろいろとあることでしょう。
けれど、理解し合えないものを期待して、これ以上傷つけ合うのは時間と体力を無駄にするだけです。
一人で生きるのはこわいです。でも、自分の傷と向き合うのは、自分一人だけで充分です。誰も自分の弱い部分を、他人にいじくりまわされたくなんてありませんよね。
もしも心から信頼できると思える人が現れたら、その人にだけひっそりと伝えようと思っています。

きっとこの病で苦しんでいる人は、心に何かしらの傷を負っているのではないでしょうか。
自分の傷をかばうために、人を傷つけてしまったら、さらに自分も傷つきます。
心の傷はそっと隠して、時間とともに癒えていくのを待つより外にありません。
病気から回復していくには、体力的な回復だけでなく心理面での回復、自分の心の問題に目を向けていくことも重要だと思います。
信頼できる臨床心理士を見つけることや、カウンセリングを受けるための費用を確保することが大切です。
もしも何からどう手をつければいいかわからないようであれば、ツイッターでDMください。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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