え?櫻井くんと相葉くんが夫婦に?という誤解を生んだのは「助詞の大切さ」

昨日日本中をかけめぐった「櫻井&相葉W結婚」という記事。

これ、私のSNSで「え?あの二人付き合ってたの?って思っちゃった」という誤解をしている人が多くて、ではどうしたら誤解を生まなかったのかのを、ライターの視点で書いたところ、たくさんの共感をいただきました。

というわけで、こちらにも書かせてもらいます。

まずこの記事で誤解を生んだのが「櫻井相葉結婚」という文字と、一部の記事で出ている「&」の使い方。

画像1

これを見ると、文字のピンクと赤で「二人が結婚したの!」ってなってしまう。

ほんでもって、こちらの画像でもやはり

画像2

「二人がペア」という認識に。

私は長らく雑誌の仕事をしてきたので、枠に対する文字数が決まっているのも、それに合わせる苦労も、充分知っております。

ではどうしたらよいか。

「櫻井と相葉が結婚、Wおめでた」

ってのも考えたんですが、そうなると櫻井君と相葉君が結婚した上に、もうどちらかが妊娠しているという設定になってしまうww。

で、考えたのが文章の基本的なところなのですが、助詞を変えるだけでOKなんですね。

「櫻井と相葉が結婚」

「櫻井も相葉も結婚」
とすればいいわけです。

そうすれば、二人別々で結婚するんだな~と知らず知らずのうちに頭に2カップルの絵が思い浮かぶのではないでしょうか?

私のSNSでは「もしかしてわざとじゃない?」なんて意見も出ていて、それもまああるのかもしれませんが、マスコミの方って速報出す必要のある場合は、推敲する時間なんて一秒もないもんね。

だからこういう感じになっちゃったのかなーなんて思います。

文章を書いていて、一番要になるのは、全体の構成(伝える順番)と、語尾、助詞の使い方の3点セットだなあと、いつも思っています。

「私は好き」と
「私も好き」では感じが違うし、
「そこがいいです!」と「そこもいいです!」も微妙に心持ちが違う。

たった一文字だけど、大きな差が出てくるのが日本語。

話し言葉ではついつい出てしまう場合もあるし、それが逆に本心だったりするのですが、せめて書き言葉では助詞の使い方ひとつで、誤解も共感も生むのだってことを気をつけたいなーって思っています。

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